現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

賞味期限・消費期限

2008-10-24 09:50:43 | 社会問題
「賞味期限の切れた妻と、消費期限の切れた夫」
綾小路公麿のギャグは言い得て妙だ。
その公麿も賞味期限が切れた感がある。

吉本興業の元役員A氏の講演もまた示唆に富む話だった。
ギター侍などのピン(一発)芸人が登場し始めた頃のことだ。
「彼らの賞味期限は短い。次々とキャラクターを変えていかな
ければ生き残れない。過去を引きずる者は、消費期限切れ
で消されていく」という予言だった。

「羞恥心」の上地は今一番の乗り。かつては甲子園の球児。
おバカキャラから歌手、そしてトレンディドラマの役者に転身。
何をやらせても一発飛ばしてくれる。やはり才能か、いやその
努力もすごいのだろう。

さてさて完全消費期限切れの虚無僧。新たな虚無僧キャラを創造
して、賞味期限の張替え成るか、模索中である。

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離婚指輪?

2008-10-24 09:50:19 | 社会問題
goo注目ワード ピックアップ・・・グッドバイリングス(goo注目ワード) - goo ニュース

今や離婚率37%。離婚相談に応じるという弁護士、司法書士の
H.P.がランキングのトップに上ったこともあった。
ラジオでも「離婚に悩む方は〇〇弁護士会へご相談ください」
と堂々とCMが流れている。

さて、これだけ離婚が増えれば、結婚指輪はどうなる?
その処分を請け負うビジネスが登場とか、なるほどである。
私の指輪もどうしたろう?結婚式当日以外はめることの
なかった指輪だった。今手元にない。元妻が処分したか?

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風のガーデン

2008-10-24 09:49:56 | 虚無僧日記
緒形拳の遺作ということで「風のガーデン」を観る。
主役は中井貴一。

内容は、かつて、舘ひろしや仲居正広が演じた「白い影」
(原作は渡辺淳一の『無影灯』)に似ている。ガンに侵され
た医師の話。

娘と障碍児がありながら、家族を顧みず、家に帰らず、
同僚の妻と不倫のさなか、妻が自殺。それに父親役の
緒形拳が怒り、静かな口調だが、「親子の縁を切る」と
厳しく叱責する。

緒形拳もまた、この制作中、ガンを患っていたのだ。
心なしか弱々しく、痛々しいが、気迫のこもった重みが
ある演技だ。

「過去も一切捨てた」と極楽とんぼの私だが、家族を
顧みずに好き勝手に生きてきたことに、中井貴一と共に
涙する。すぐ染まりやすい性格なので、私の背中の痛みは
すい臓がんに違いないと、ドラマの主役きどり。

11月3日、長女の結婚式。娘の花嫁姿を隠れてそっと見に
行かざるを得ない自分である。親としての権利はあるが
“資格”がない。「なんのかんばせ有りて妻子にまみえん」

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あと10年

2008-10-24 09:48:00 | 虚無僧日記
虚無僧一路を名乗って10年、あっという間だった。
これから先の10年もあっという間に来るのか。
70歳になったら、もう尺八は吹けないかも。

背中の奥が痛む。「さてはすい臓がんか?」
すい臓は、自覚症状が出たらもう手遅れとか。
余命半年と宣告されたら、24時間、虚無僧として
立ち尽くすだろう。死ぬ間際まで尺八を吹き続け
たい。
余命半年が、1年、2年、3年、10年に延びたと
いうだけのことだ。そんな妄想にかられながら、
尺八を吹く。

無念無想にはなれぬか。

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布施は貧しい人ほど

2008-10-24 09:47:24 | 虚無僧日記
お釈迦様だったか、名僧の言葉だったか、出典不明だが、

「托鉢に行くなら、金持ちの家より、貧しい人の家に
行きなさい」

という話を聞いたことがある。本当にその通りだ。
大邸宅や、繁盛している店、大企業の門前で尺八を
吹いても、全く反応はない。

シャッター通りや古い町並みの、戸も開け放ったままの
店や家では、たいてい布施していただける。

しかし、この言葉の意味は全然違う。貧しい人が、わずか
ばかりの財を布施することで、功徳を得られる。「良いことを
した=徳を積んだ」という幸せの心になれる。「貧しい人に
心の“ともしび”を授けてあげなさい」という意味なのだ。

でもやはり、お客も来そうもない店から布施をいただくのは
心苦しい。門口に立つのはねだりがましいので、最近はやめて
いる。駅頭に立ち、相手の心に委ねている。

先日の中日新聞の占い、「哀れみを乞うて求めるな」だった。
以前は、わざと古ぼけた着物に、ぼろぼろの天蓋で、虚無僧に
出たこともあったが、今は、白の着物に白の大房をつけ、
清楚で毅然とした恰好で尺八を吹いている。

昨日今日、4人の若者が、丁寧に手を合わせて布施をしてくれた。
私もはじめて「無言」で受けた。

「仏像も拝まなければただの木偶。人に拝まれることで、仏と
しての輝きを増す」とは、瀬戸内寂聴の言葉。私も人様に手を
合わせていただくことで心磨かれるのだ。

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虚無僧100日修行

2008-10-24 09:46:58 | 虚無僧日記
来年2月4日立春(私の61歳誕生日)に向けて
100日間の虚無僧修行を実行中。

昨日、今日は天気予報は雨でしたが、私が
虚無僧に出る時は、不思議と雨が上がっています。
天も応援してくれているのでしょうか。

昨晩も夜11時まで名古屋駅で吹いていました。
夜、家では吹けませんので、恰好の練習場所です。
『循環呼吸法』が少し見えてきました。
100日、満願の日までには体得できるかも。


今朝は、朝8時から名古屋駅頭にて。
改札口から、切れ目なく出勤するサラリーマンが
あふれ出てきます。1時間で1万人以上でしょうか。
一日1万人の目に止まれば、100日で100万人。

だが待てよ、そう単純にはいきません。
その9割は、脇目もふらずに私の目の前を通り過ぎて
行きます。虚無僧など、全く眼中にはいらぬようです。

午前10時を過ぎて、歩調もスローダウン。
ようやく、30代のビジネスマンが、サッとお札を!
これで3日間の赤字が取り戻せました。ありがとう。

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12/7 短歌会館公演予告

2008-10-24 09:46:34 | 虚無僧日記
日時:12月7日(日)14:00~15:30 無料

短歌会館の主催で、一路の独演会が開催されます。
「虚無僧の元祖一休さん」をテーマに、尺八演奏を交え
て、虚無僧の体験談などを楽しくおしゃべりします。

600年前の室町時代(一休さんの時代)の尺八
「一節切(ひとよぎり)」も初公開します。

会場は定員40名なので、事前予約申込が必要です。
申込は
短歌会館 052-231-2233

申込多数の場合は、午前11:00~12:30、さらに
16:30~18:00の追加公演も検討させていただきます。

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11. 12月公演予定

2008-10-24 09:46:10 | 虚無僧日記
10月26日(日)12:00~12:20 短歌会館文化祭に出演

11月 2日(日)18:00~19:30 津市分部の本願寺にて観月会
       一絃琴:荒井眞道 尺八:一路

12月 7日(日)14:00~15:30 一路の独演会
       名古屋市中区錦2-13 短歌会館主催       


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100日修行スタート

2008-10-24 09:44:04 | 虚無僧日記
冬の寒修行に向けて100日虚無僧修行スタート。
今日でまだ3日目。満願日は2月1日。

最近ますます反応が無い。一日平均3人120円。
行くたびに地下鉄代を差し引いて300円の赤字。

でも『循環呼吸』の練習をしている。今の所
1回40秒しかできない。循環呼吸はできるのだが、
その口の形では音にならないのだ。100日練習を
積めば、できるようになるかな。
得るものはあるはずだ。

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