現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

バーレーンでも デモ

2011-02-17 21:07:26 | 虚無僧日記
中東デモ、拡大の一途 バーレーン、民衆と治安部隊衝突(朝日新聞) - goo ニュース〈バーレーン〉 

私が、バーレーンに行ったのは、もう25年も前。当時も今も?、
バーレーンは「無税」の国。国王が油田を持っていて、その
収益で、国政が賄える。「無税」というわけで、各国の証券
会社が バーレーンに子会社を置いて、世界中の株の売買を
行っていた。いくら儲けても課税されないのだ。

バーレーンにある「○○大手証券会社」の子会社が、「バー
レーン建国 15周年記念」行事の一環として、日本から琴と
尺八に踊りの一行を招いてコンサートを企画してくれた。
それに、私と妻が招かれたのだ。その費用1,000万円。往復
ビジネスクラス。空港では 貴賓室で 待たされている間に
入国手続きも済ませてくれるというVIP扱い。

毎夜8時を過ぎて、国王と親族、各閣僚大臣、日本の大使
列席の中、琴、尺八の演奏と、盛大なパーティが行われた。
サラリーマンでは、一生体験できないような夢見心地だった。

その子会社の社長の邸宅がまたすごい。建坪だけで200坪。
家の中に池があって鯉が泳いでいる。寝室は 70畳も有った
ろうか。その4箇所に離れてベッドが置いてある。それぞれ
ダブルの大きいベッドだが、広い部屋の中ではとても小さく
見えた。奥さんの話では「もうとても日本には帰れない」と。

バーレーンの人は働かなくていいそうだ。家は国家が建てて
くれる。お店や会社のオーナーになっていて、実際に働いて
いるのは、インド人かベトナム人。妻は4人まで持てる。
ただし、4人平等に遇しなければならない。宝石をプレゼント
するなら、4つずつ買わなければならないというわけ。

そんな「この世の楽園」のような国でも デモが起きた。デモの
参加者は「この周りのビルを見てくれ。皆国王のものだ。
俺達のものなんか何もない」と 口々に叫んでいた。
「王侯一族が利権を牛耳っている」と、富の配分の不公平感が
爆発したようだ。「パラダイス」でも、不平不満は有るのか。



揮毫料に課税

2011-02-17 10:32:28 | 虚無僧日記
金閣・銀閣寺住職、2億円申告漏れ 揮毫料など国税指摘(朝日新聞) - goo ニュース

金閣寺の管長「有馬信底」が、「揮毫料など2億円申告漏れ」。
このような記事が出ると、早速 2チャンネルならずとも、
(ならず共)、「坊主丸儲け」と集中 攻(口)撃だ。「金閣寺、
金かくし、金貨くじ」とはワロエタ。

金閣寺の管長ともなると、「揮毫料が3万~5万円とは うらやま
しい」。「うらやましかったら 坊主になれ」との書き込みも。

よく「○○寺管長××の書」という掛け軸が 売られているのを
新聞広告などで目にする。京都の有名寺でも売っている。

寺の収益となれば「非課税」だが、今回の件は「個人の所得」
として課税されることになった。

この機会に「宗教法人の課税」について調べてみた。
寺に入る「布施」は非課税だが、宗教法人の維持管理に使われる
以外は 課税の対象とか。幼稚園経営は「公益事業」で非課税だが、
園児の制服、文房具など売った代金、駐車場などの「収益事業」
には課税。「経典や御札・お守り」は非課税。「絵葉書、暦、
線香、ろうそく、供花」等には課税。とその線引きはビミョウ。

住職や僧侶でも、本山から一定額を「給料」として支給されて
いる場合は、一般人同様「所得税」が課せられるが、檀家から
一定額を「志納」されて、生活している住職は「非課税」とも。

ちなみに、「幸福の科学」のサイトを見てみた。「宗教法人は
『非営利組織』であり、その活動は、人々の心の平和と幸福とを
目的とする『公益活動』『救済活動』です。(ですから非課税は
当然)」と強気。「どうなのかなぁ?」と大衆を悩ませてくれる。





春眠暁を覚えず

2011-02-17 09:28:54 | 虚無僧日記
朝早起きのコツランキング(gooランキング) - goo ニュース

最近「朝起き」「朝活」が話題になっていて、「朝早起きの
コツ。ランキング」なる記事があった。
1位「早く寝ること」。2位「何回もアラーム」3位「寝る前に
自己暗示」。4位「カーテンを開けておく」・・・・・7位に「寝る
前に食べない」などなど。「主催者は起きる」というヒントも。

ふむふむ。「朝起会」でも、毎朝4~50人ほどの人が、一日も
休まず、遅刻せず通ってくる。うち、2~30の人は、朝4時には
入門して、会場内外の清掃と、舞台設営に携わっている。
遅刻欠席しても、代わりは居るし、罰則は無いのだが、365日
毎朝貫いている。もう「習慣になっている」「当たり前になって
いる」のだ。

雪の日でも、「雪が どうかしましたか?」という顔だ。でも、
実際は「水面下の水掻き」。雪で車が出せないとなると、深夜
2時に起きて、2時間もかけて歩いてきている人も。そして
それを口しない。古き良き日本人の「魂」を伝えている。
「美しい人」とはこういう人だ。しかし現代では、それは
「異常人」と見られている。

私の場合は、「中日新聞」に連載されている五木寛之の『親鸞』の
続きを見たくて、新聞屋さんが来るのを待ちかねて 起きている。
そう新聞屋さんや市場で働く人、ラジオ・テレビの早朝の番組に
出演する人は、毎朝3時でも起きているのだ。「これが“ 仕事 ”」と
なれば、「早起き」も当たり前にできるのだ。


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人の心を惹きつける 声(音)

2011-02-17 09:16:14 | 虚無僧日記
先日の「言葉より口調」という話に 引き続いて、「人を惹きつける
声」について、「毎日新聞」の記事

◇歌手 徳永英明。CD売り上げ 520万枚、空前の大ヒット。
 その「歌声」が 音楽界の常識を覆した。
「声に思いやりがあって優しい。心に染みて癒やされる。自分の心に
シャワーを浴びたような気持ちになる」と女性ファンの声。

日本音響研究所の鈴木松美所長は「『f分の1ゆらぎ』がその秘密。
高い周波数で細かく上下にゆらぎ、低い周波数で大きくゆらぐのが
特徴で、小川のせせらぎや 風鈴、除夜の鐘にも共通して見られる」
という。

徳永英明の魅力は「口ずさむほどの音量」にあるとも。「しゃべり声の
延長で ささやくように歌うのがいい」のだそうだ。
「イヤホンを通して聞くなり、音量を抑えて聴くほど 心に入ってきます。
『私のため だけに歌ってくれている』と感じるのではないか」とも。

「その究極の歌姫が 美空ひばり。彼女の唄声は、戦後のニッポンを
明るくした」と。

私、個人的には「徳永英明」のCDは買う気になれない。オリジナルの
歌手の方が はるかにいい。個性あり 魅力あり、チカラがある。
カバー曲は、原曲の歌手を越える魅力を出さなければ売れまいと思って
いたのだが、徳永英明は、それとは違う魅力で、売れているようだ。

「音声の質、ふるえ、音の強弱のリズム」は尺八にも そのまま
あてはまる。2/19「尺八でボランティア」についての講演を
頼まれているが、話の内容は、まさにこのテーマだ。「いかに
したら、聞き手の心に入る演奏ができるか」だ。


虚無僧行脚」の模様を抜き出し、英語訳もつけて
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