現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

第一生命「サラリーマン川柳」

2011-05-19 09:48:07 | 虚無僧日記
「指なめてページをめくるアイパッド」(読売新聞) - goo ニュース

 
恒例の「第一生命」の「サラリーマン川柳」。今年の1位は、

 「久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~」

私も、しょっちゅうだ。高齢化で、最近誰もが感じていること
らしい。今朝は朝から、ラジオでも、モーニングの喫茶店でも
この話題で持ちきり。

たまたま、昨日、御園座で「前川清ショー」を観てきた人の
おみやげが「今日も『飴』だった」。

前川清は、歌詞やセリフを忘れると「オ~、オオ~」とごまかす
らしい。というわけで、今日の一句

「おなまえは~  今日もォ  だれぇ だーたぁ」


さて「サラ川」の2位は
「クレームも 社員じゃわからん パート出せ」

解るわかる。保険会社でも、窓口はパート職員。彼女たちの
方がよっぽど、お客の対応を“ 判って ”いる。

東電原発の現場で作業している人もほとんど下請け、孫請け、
日雇いだとか。彼らの方が現場を一番よく知っているようだ。

というわけで「サラ川」の3位は、

「何になる? 子供の答えは 正社員」

「正社員は安全圏内にいて仕事も楽ちん」というふうにも
とれそうだ。




邦楽は音痴

2011-05-19 03:45:14 | 虚無僧日記
もう50年ほど前。まだテレビが白黒の時代。「街の名人」
とかいう番組で、尺八で『埴生の宿』を吹くおじさんが
登場した。

当時は、尺八で『埴生の宿』なんて吹けないものと、
一般の人は思っていた。私も『埴生の宿』は吹けなかった。

なぜかというと、当時の(古いタイプ)の尺八は、洋楽の
音程とは随分ずれていたのだ。尺八音名の「ツ(F)」が
低く、「チ(A)」が高い作りになっていた。

それ以前に、適当に竹を伐ってきて、穴を開けただけで、
ピッチなんか でたらめの尺八が多く出回っていたのだ。

そこにもってきて、手孔を2/3ふさいで出すような
メリ音は、不安定で、音量も出ず、正確に出すのは
難しかったから、師範クラスでも『荒城の月』など
調子っぱずれで、とても聞けたものではなかった。

詩吟も音痴の人が多かった。「私は 音痴なので、歌は
歌えないが、せめて詩吟なら」と始めた人が多かった
のだ。私もそのひとり。

お箏も、チューナーなど無いから、音叉や調子笛で
一絃の音をとり、後は耳で合わせていく。その調弦が
初心者には、なかなか正確にはできないから、はたで
聞いている者には、珍妙な音楽だったのだ。