現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

緑鳩 (あおばと) 死す

2011-05-25 20:01:48 | 虚無僧日記
飼っていた「緑鳩(あおばと)」が 死んだ。
3、4日前から餌を食べなくなり、じっと動かなく
なっていた。

昨年 10/29 早朝、バーンという音で 起こされた。
ベランダに出てみると、緑色の見慣れぬ 鳩 が
うずくまっていた。ガラス戸に激しくぶつかって
羽が折れ、飛べなくなっていたのだ。

ネットで調べると、「緑鳩」と書いて「アオバト」。
全身オリーブ色は雌(メス)で、雄は黄色と青のツートン。
海岸端に住み海水を飲むことが知られているそうな。

鳴き声は、なんと「オアーオ、アーオ (青)」と鳴く。
その声は哀愁を帯びて、尺八のようにも聞こえるから、
別名「尺八鳥」ともいうのだそうだ。だが、メスは
啼かないのか、ついにその声を聞けずに逝ってしまった。

風呂場で飼っていて、糞の始末が大変だったが、
手の上にも乗るようになり、随分癒された。いずれ、
天蓋の上に乗せて 町を歩こうかと思っていたのだが、
ザンネン。

「幸せを呼ぶ鳥」とか「奇跡を呼ぶ鳥」とも言うが、
「緑鳩」と同居したこの半年は、少なくとも幸福だった。
生き物が いるだけで 癒される。

東海、東南海大地震が来なかったのも「奇跡」かも。



五木寛之 「親鸞」

2011-05-25 19:45:14 | 虚無僧日記
中日新聞に連載中の五木寛之『親鸞』。毎回、続きが
どうなるのか、ハラハラ、ドキドキさせてくれる。

五木寛之は『気の発見』で「気功」のような超常現象の
存在を認めている。

でも、『親鸞』の中で「念仏では雨は降らない」と、
言い切っている。私もそう思う。虚無僧で、いくら
念仏を唱えたところで、布施は入らない。

「念仏」は「神頼み」ではない。しかし「人々の願い」が
結集された時、その「念」が通ずるという不思議は
私も理解できる。大勢集まった大祭などで、朝からの
豪雨が、開会直前で 不思議と止んだ ということは、
よく聞く。私も何度か 体験している。

五木「親鸞」では、「白山の神が乗り移ったサト」が
登場してくる。イタコや、狐つきなどの「神がかり」
も、現象しとして認めているようだ。念仏で 雨は
降らなくとも、白山の神が降らせてくれるというのか。
今後の展開が多いに興味ある。


念仏で雨は降るか?

2011-05-25 11:05:58 | 五木寛之
中日新聞に連載されている五木寛之の『親鸞』。
日照り続きで雨乞いの法会に親鸞が狩り出される。
盛大な法会を行って、雨が降らなければ命は無い。
なぶり殺しの目に遭う。

五木・親鸞は「念仏は、そのような加持祈祷ではない。
念仏で雨は降らない」と判っているが、あえて、
「自分が生贄になろう」と7日間の法会を行う。

はたして、雨は降るのか、降らないのか、やきもき
しながら、毎朝、新聞が来るのを待ち遠しい思いで
待っている。

今朝(5/25)、6日目でまだ、雨は降らない。親鸞は
6日間、不眠不休、飲まず食わず、糞尿垂れ流し。
もう、汗も尿も、声も出ない。壮絶な行だ。

五木寛之は、そんな「行」を体験したわけではない
だろうに、その心理状態、体の反応がどうして判るの
だろう。実にリアルで、精魂尽きる筆致に、感動を
覚える。

「自分が生贄になる」とは、こういうことだったのか。
命を捨てる覚悟。まさに「捨て身」「捨身飼虎」の
御仏になろうとしている。

親鸞の念仏が、今、これほどまでに世に浸透している
理由が、私には判らなかったが、事実かどうかは
ともかく、五木寛之は、私の疑問に応えてくれている。

鉄道人身事故

2011-05-25 09:11:47 | 虚無僧日記
京浜東北線が運転見合わせ 本郷台駅で人身事故(朝日新聞) - goo ニュース

5/25 今朝も地下鉄が止まっていた。「人身事故」とのこと。
ネットでみれば、東京では4件も起きている。
京浜東北線は、本郷台と秋葉原の2ヶ所で、ダブルだ。
千代田線では明治神宮駅。山手線の大崎でも。

鉄道人身事故」のサイトまである。

全国では「一日平均5件弱」というから、年間 1,800人が
鉄道事故で亡くなっている。すべてが飛び込み自殺では
ないが、自殺者3万人と合わせて考えてしまう。

ブログでも「最近とみに多い」とか「尋常ではない」といった
声も多い。あまり多いので「助長」しないように、マスコミは
報道しないのだとか。列車が止まると、迷惑千万。

鉄道関係者による「事故処理の裏話」が本にもなっている。
「遺族に賠償金1億円が請求された」という「都市伝説」も
ある。(実際には 数百万程度とか。実態は明らかにされて
いないそうな)。

それでも、増え続ける飛込み自殺。震災で亡くなった方の
ことを思えば、自殺なんて不遜だ。いや、毎日報道される
死者の数の増大が、“死”を身近なものとして、自殺を
誘っているのだろうか。







震災を予言していた?

2011-05-25 03:10:45 | 虚無僧日記
宗教家や霊能者、占い師は、今回の「大震災」を予知
できなかったのだろうか。そんな「質問」に、こんな
回答があった。

①今年1月、長野県の諏訪大社で行われた筒粥神事。
 粥を炊いて1年の吉凶を占うという行事。その結果は、
 なんと、
 『今年は怖い1年。過去20年間の中で最も悪い結果が
  出た。春は早めに訪れるが、途中で予想外のことが起き、
  足をすくわれる』と。

②『アブストラクト化する世界経済(2020年までの価値の
 上がる資産、下がる資産)』という本の中で、
 「2011年春 日本を震撼させる出来事が、鬼門(東北)の
  方向で発生する」と予言しているそうな。


この他、たくさんの報告がされているが、「震災」を
当てたからといって、その予言者の「人気が沸騰」した
というニュースは無い。
細木数子は、「2006年に東京に大震災が起きる」と予言して、
信用失墜したようだ。今回の大震災は予知できなかったらしい。

なんか、みな冷静だ。