現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

原発事故は広島原爆30個分!

2011-08-07 21:58:34 | 地球人類の問題
7/27 衆議院・厚生労働委員会で、東京大学アイソトープ総合センター長の
「児玉龍彦」氏が、怒りを込めて報告、発言している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月15日、午前9時頃、東海村で5マイクロシーベルトという線量を検出、
その後、東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量が検出されました。
次に、3月21日に雨が降り、0.2マイクロシーベルト等の線量が降下した。

100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロメートル圏で0.5マイクロシーベルト、
さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、
みなさんがご存じの通りであります。

これは、熱量の計算では「広島原爆の29.6個分」。ウラン換算では「20個分」
のものが漏出していると換算されます。さらにおそるべきことには、
原爆による放射能の残存量は1年で1000分の1程度に低下するのに対して、
原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。

つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に
相当する量の放射性物質が放出されたしたということが、まず考える前提に
なります。

そこで、どういうことが起こるかというのが、今回の「稲藁」の問題です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下は、専門的で、国会の先生方も理解不能だろう。
児玉氏は、「国会の怠慢です」と、怒りを込めて、法律改正と、除染方法など、
三つの提案をしている。

とにかく、今回の原発事故は、広島原爆の 20~30倍というのだから、
「ノーモア広島」なんて平和ボケしていられない。

この You-tube の映像も、一時 何者かによって削除されたというから、
なんか恐ろしい時代になってきているようだ。


「人間の証明」のジョー山中 64歳で逝く

2011-08-07 21:04:34 | テレビ・映画・芸能人
ジョー山中さん死去「人間の証明」主題歌ヒット(読売新聞) - goo ニュース


ロック歌手「ジョー山中」と聞いても判らなかった。
人間の証明』と聞いて、判った。「伊良部」の自殺で
『人間の証明』を思い起こしていた矢先だった。

あの映画の冒頭で 殺されるハーフの青年役が、ジョー
山中。そしてあのテーマソングを歌っているのも ジョー
山中と初めて知った。

『人間の証明』1977(昭和52)年の 角川映画。最近の映画は、
観たことも忘れてしまうが、あの当時の映画は、1本1本、
強烈に 記憶に残っている。なんでだろう。

高度成長の波に乗って、捨ててきたもの、忘れてきたもの、
忘れようとしていたものを、目の前に突きつけられた感じ。

戦後のドヤ街、上野の地下街、ヤミ市を私も記憶している。
戦後を知っている最後の世代だ。「ジョー山中」64歳の死。
またまた、昔にひきずり戻された。

「キス・ミー Kiss me 霧積(キリスミ)」おやじギャグの
元祖じゃ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
西條八十 「ぼくの帽子」

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく