現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

どじょう VS 金魚 (野田・海江田 早慶対決)

2011-08-30 09:40:05 | 虚無僧日記
野田首相、誕生へ 新代表どんな人? 泥臭い庶民派「どじょう宰相」(産経新聞) - goo ニュース


早稲田卒の「野田」氏と、慶応卒の「海江田」。
新首相選びも「早慶戦」。

忘れてた。「海江田万里」は 慶応の同期生だった。
「万里」と書くので、最初「まり=女性」だと思っていた。
同期生が、片や「首相候補」。私は「一介の乞食僧」。


「どじょうが金魚のまねをしてもしようがねえじゃん」と、
「どじょう宰相」を標榜する野田氏。海江田は「金魚」か。

私も「自分は金魚」だと自他ともに認めるが、それだけに
「どじょう」の「野田」氏に共鳴する。

「駅前留学はNOVA、駅前演説はノダ」とジョークが出る
ように、政治家を志して、毎朝、地元の駅前で「朝立ち」
(街頭演説)をしたそうな。最初は「千葉県議会選挙」。
「お金も地盤も無く、一人でハンドマイクを担いで街頭に
立った。誰も見向きもしてくれなかった。唾を吐きかけ
られたことも」という。

フムフム。私も、唾をかけられたことがある。10年「昼立ち・
夜立ち」(虚無僧)しているのだが、とても「毎日」とは
いかない。

野田氏は、財務大臣になるまで24年、ほぼ毎朝というから
畏れ入った。私や海江田氏より10歳若いが、苦労人の風貌が
ある。

見習いたいが、「金魚」は 所詮 「どじょう」には なれんか。


「朝顔は闇の底に咲く」

2011-08-30 09:20:12 | 政治家
民主代表選に立候補した「野田佳彦(財務相)。
反小沢派が結束しての作戦勝ちで逆転、新総理に
選ばれたが、投票前の「演説」が、概ね好評だった
ようだ。

その中で「朝顔が早朝に花を咲かせるには、何が
必要か。朝の光ではなく、夜の闇と夜の冷たさだと
知って、人生が変わった」と、語っていた。

どこかで聞いた話と思ったら、五木寛之の新刊本
『朝顔は闇の底に咲く』だ。『今を生きることば』
全3巻の内の一冊。東京書籍から8月に出版された
ばかり。

野田氏は「ある勉強会で聞いた話」と言っていた。

花が咲くために、「闇と冷たさが必要」なのは
朝顔だけではない。彼岸花(曼珠沙華)もそうだろうし、
あの「チューリップ」もそうらしい。チューリップの
球根は一定温度の室の中に置いておくと、1年経っても
芽がでない。逆に、冷蔵庫の中に入れておいてから、
取り出して植えれば、秋でも芽を出すとか。

「人生、いつも光の中を歩いて行けるわけではない。
闇があるからこそ、光を感じられる。闇の中にあって、
真の強さと優しさを磨いていこう。大輪の花を咲かせる
ために」

私も「明暗」をテーマに 同じような講演を行っているの
だが「闇の底に咲く」とは、さすが 五木寛之先生。
言葉の選びが違う。脱帽。


夫婦同時死亡の保険金のゆくへ

2011-08-30 09:12:03 | 虚無僧日記
子供がない夫婦が 事故などで同時に死亡した時。
夫の生命保険金の「受取人」が「妻」であったすると、
その「保険金」は、受取人死亡により、妻の「法定相続人」、
(妻の両親、親が居なければ「妻の兄弟姉妹」)に行って
しまう。夫の親が葬儀費用一切を負担するとしても、
妻側の親に渡った「死亡保険金」からは、支払えない。
それをもらえば、今度は「贈与税」がかかる。

実情としては、最愛の息子を失った両親こそ、保険金が
必要なのだが、法律は、そんな「情」にはお構いなしだ。

「保険会社はおかしい」と よく責められるが、これは
法律の定めなのだ。最高裁で、そのような判決が出されている。

妻が生命保険にはいっていて、その保険金の「受取人」が
「夫」になっていたら、妻の死亡保険金は、夫の両親に行く。

だから、結婚前にはいっていた「生命保険」の受取人を
「親」から「妻」に変更するという人が多いが、これは
やめた方がいい。受取人を「親」と「妻」と分けて、
別々に入っておくべきなのだ。

こんな(常識的な)ことでも、一般の方にはなかなか浸透
していない。
今回の大震災で、夫婦、家族全員が亡くなられた方も多い。
その生命保険金は、誰が受け取るのか。こういったことは、
関心があっても、なかなか報道されない。この機会に
じっくり検証するのが良い。