現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

前田敦子は「little boy」の意味を知っていたか

2011-08-11 10:55:05 | 社会問題
いろいろ厳しい目があるものだ。

8/7に放送されたフジテレビのドラマ「花ざかりの
君たちへ-イケメンパラダイス2011」の中で、
主演の AKBの前田敦子が「LITTLE BOY
」と
書かれたTシャツを着ていた。

それが どうした??

「リトルボーイ (Little Boy) は、広島市に投下された
原子爆弾のコードネームであり、 原爆の日の翌日に、
放映されるとは、なんの意図があってのこと」と
論議を呼んでいる。

もう一つ。
長崎原爆投下日は8月9日だが、「9」とプリント
されたTシャツを着る大柄な男性も登場しており
太った男性=ファットマン(Fat Man)は、長崎に
落とされた原子爆弾の通称だから、長崎原爆に掛けた
とも連想させられる。

ま、どうでもいいのだが、前田敦子も、廻りのスタッフも
「リトルボーイ (Little Boy) やファットマンが
原子爆弾の通称」なんて知らなかったのでは。

知っている者の秘かな遊び心だったか。それがまた
フジテレビだから、またまたややこしくなっている。
「セシウムさん」の件で、謹慎中にまたやらかしたのだ。

シャツを制作したのは「有限会社ラバー・ソウル」と
いうのだから、韓国系かしらんと思ってしまう。

先日も「韓国寄り」と非難するデモが数百人、フジ
テレビ前に集まったとのこと。なんでもかんでも
非難の種。 ご用心、ご用心。

「大文字焼」保存会の言い分にも耳を傾ければ

2011-08-11 08:53:00 | 社会問題
「大文字焼き」って「今川焼き」のような菓子かと思っている
人もいるらしい。

「大文字焼は、亡くなった人を供養するもの。観光行事化
しすぎて、無神経に『大文字焼き』なんていわれるとねえ」と、
大文字保存会理事の弁。

陸前高田の松の木を護摩木として焼くことを断った「大文字
保存会」。その理由のひとつは「過去、他所の護摩木を使った
例はない」と。「保存会」なりに、こだわりがあるようだ。

この企画は、大分県の美術家F氏が提唱したもの。見方を
変えれば、他人の領域に、勝手に土足でねじこんだような
ものか。

そもそも、大文字焼の由来は はっきりしない。

「大」の文字の中心部には「弘法大師堂」があり、そのお堂で
お勤めをするのは、浄土宗の住職。浄土宗の僧侶が、真言宗の
開祖「弘法大師」を前に読経する。普通ならありえない話だ。

「これは 昔からこの地域(旧浄土寺村)の人たちが大切にして
きた土着の信仰。村の先祖に対する思いから起こった地元の
信仰。最近は、何のために送り火をやるのか、外での関心が
高まるほどに、これが崩れてきているように思います」と、
同会の副会長。

地元での赤松や松葉、麦わらなど、昔ながらの材料調達も、
宗教行事の一つなのだ。それは伊勢神宮も同じ。地元では、
火を炊く材料として、何十年もかけて赤松を大事に育てて
いる。それを「津波で流された廃材を使って」というのは、
やはり抵抗があったか。