現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』

2012-06-01 20:03:39 | テレビ・映画・芸能人
若松孝二監督の映画『11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』が、
第65回カンヌ国際映画祭ある視点部門でオフィシャル上映
されたというニュース記事を見ました。名古屋でも上映
されるとのことですが、予告編を見る限り、「井浦新
(ARATA)」では、三島由紀夫の“器”を演じきれて
ないようです。

「三島事件」は、1970年(昭和45年)11月25日。私は
大学4年。授業中に 横からメモ書きが回ってきました。
メモには「三島由紀夫 自決」と書かれてあり、授業が
どよめきで 一時中断したのを、今でも鮮明に記憶して
います。

友人が、「三島由紀夫の本を買っておいたほうがいい、
高い値がつくぞ」というので、「そんなものか」と、
遺作となった『豊饒の海』『天人五衰』『奔馬』を
買って読みました。正直言って、さっぱり理解できま
せんでした。先日 東京の家に帰った折、埃を かぶって
すっかり色褪(あ)せた本を見て「もう売れないな」と
思ったものでした。

また、千代田生命の同期に「盾の会」のメンバーだった
というI君がいて、先日「同期会」で会ったばかりです。

結局、「三島由紀夫」自身「誰もわかってくれない」と
嘆いていたように、未だに不可解な人であり、事件でした。

「三島由紀夫」の義憤と、若者たちを組織して蜂起
しようとした行為を、明治10年の西郷隆盛になぞらえる
人もいますが、「西郷どん」と「三島由紀夫」では、
これまた「器」が違いもうした。


「オーラ」を出す、出さない

2012-06-01 12:08:43 | 虚無僧日記
「オーラ」って、科学的には“存在物質”を
解き明かされていませんが、多くの人が共通
して感じるようです。

NHK大河ドラマ『平清盛』で「清盛」役の
「松山ケンイチ」。主役は 他に抜きん出た
オーラを出さねばならないのに、他の役者に
埋もれてしまっていて、視聴率の低迷につながって
いるようです。

「2010年 SMAPコンサートツアー」の中で、
スクリーンに映し出された3人の“園児”たちの
会話「中居くん、オーラ出てなかったね」と
いうのが 大爆笑でした。

「マイケル・ジャクソン」の大ファンという中居君が、
マイケルを偲んで歌ったコーナーでしたから、
トーンを落として歌っていたのは当然ですが、
それを TVを見ている子供の感覚で「オーラ
出てなかったね」と、あえて言わせたところが
大ウケ。こういう演出には 感心させられます。

そして ふだんは「目ヂカラ」と「オーラ」を
振りまいている「中居くん」が、『ATARU』では、
「目ヂカラ」も「オーラ」も消しながらも“存在感”を
失わないという難しい演技に挑戦しています。


オーケストラでも、「ソリスト」は他の奏者を
凌(しの)ぐ オーラを出します。逆にバックの
オーケストラ群は、ソリストを引き立てるよう、
オーラを消しています。それより なにより、
指揮者のオーラに 私は注目します。オーケストラ
全体のオーラを引き出すも出さぬも 指揮者の
オーラですから。

“棒 振れど踊らず”の哀れな指揮者もおれば、
登場してくるだけで 割れんばかりの拍手を
得る指揮者。この「オーラ」の差は何なのか、
いつも考えさせられます。



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください


2011.1.14「夜の名古屋駅 虚無僧


「オーラ」の語源は「アウラー」

2012-06-01 12:08:35 | 虚無僧日記
昨年の夏、ラジオ体操に 来ていた8歳の女の子、
名前を聞いたら「○○あうら」で、その由来は、
ギリシア語の「アウラー」とのことでした。

その時、「オーラ(aura)」の語源は ギリシア語で
“息”を意味する「アウラー(αύρα / aura)」と
いうことを 教えられました。

明るく活発で、大人たちの中でも 物怖じせず、
目立つ子でした。夏休みが終わってもラジオ体操に
来るので親しくなり、“老人会の忘年会”に誘って
みました。すると 「行きた~い」と。

こちらがビックリして、一応 お母様にも相談し、
お母様同伴で、参加してもらうことになりました。

事前に 打合せして、私の尺八伴奏で「上を向いて
歩こう」や「三百六十五歩のマーチ」などを、歌って
もらうことにしましたら、歌も振付も カンタンに
覚えてしまうのですから驚きです。

当日は、クラスメイトの男の子まで連れてきて、
一緒に歌って踊り、「老人会」をイッキに盛り上げて
くれました。

母親は、もの静かで控えめで、娘のすることは
何でも温かく見守っているというタイプの方でした。
それでも、娘の名前に「あうら」と付けたという
ことは、秘めた思いと 期待があるのでしょう。


こういう子が、将来は「AKB48」にでもはいるので
しょうか。人気子役の「芦田愛菜」ちゃんや「鈴木福」
くんを見ていても、生まれついた時から「オーラ」が
違うようです。




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2011.1.14「夜の名古屋駅 虚無僧