現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「目黒、目白・・・」、五不動の怪

2012-06-19 20:17:08 | 虚無僧日記
私の生家は、東京の目黒です。目黒といえば「目黒不動」。
その門前に虚無僧寺「東昌寺」があったとは 知りません
でした。子供の頃、その跡地で よく遊んでいましたので、
虚無僧の亡霊が私に乗り移って、虚無僧に憧れるように
なったのかと、最近になって思います。

山手線に「目白」と「目黒」という駅があります。
「目黒不動」は有名ですが「目白不動」はどこにあるので
しょう。その他「目青、目赤、目黄」と「五色の不動尊」が 
五ヶ所にあったそうですが、「目黒不動」の他は、
移転したりして、存在も定かではありません。

京都の町が「風水」によって作られたように、江戸の町も
「風水」に適うように作られたと 言われます。
その一つが、江戸の四方に「五色の眼の不動尊」を配置
したというものです。

どの案内文にも そう書いてあります。ところが「目黄
不動」については 実在さえ疑われています。

そもそも「五不動」の伝承は、明治末~大正期に言い
出されたもので、「江戸時代には無かった」?というの
ですから、これまた驚きです。

となると、江戸の「五不動尊」を線で結んだ中心に
尾張徳川の藩邸があったのは、「尾張をとじこめるため
だった」とか、今そこが「防衛省」になっていることに、
「風水」の意味を考えることも無意味のようです。

「都市伝説の嘘」でした。ザンネン。




放置された米の「放射線実測図」

2012-06-19 01:08:02 | 虚無僧日記
米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず(朝日新聞) - goo ニュース

「原発事故直後の昨年3月17~19日、米エネルギー省が
米軍機で空から放射線測定を行って、詳細な『汚染地図』を
提供したのに、日本政府は これを無視して公表せず。
大勢の住民が、福島県飯舘村など高濃度の汚染地域に避難
していたことがわかった」。

「朝日新聞」は 6/18、朝刊の一面トップで報じていました。
「朝日新聞の取材に 文科省の渡辺次長は・・・」などとあり、
朝日新聞がリークしたかのようです。

「中日新聞」には載っていなかったので、「さすが《朝日》は
すごい!」と思ったのですが、よく考えると、この記事の
内容は以前から出ていました。

アメリカ軍はさすがです。原発事故の直後には、米軍機2機を
飛ばして、福島第一原発から半径約45キロの地域の放射線量を
測定し、その分布図を発表していたのですから。

それを生かすことができなかった日本政府の無能ぶりが
問われているわけですが、記者の取材に、苦しい言い訳と、
責任逃れの発言ばかりで、ますます見苦しい、哀れさを
感じます。