現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「詩吟大会」のリハーサル

2012-06-09 23:13:44 | 虚無僧日記
6/23 私が所属する詩吟の会の「45周年大会」があり、
今日はそのリハーサルでした。なにせ、会員40名ほど
ですが、平均年齢75歳。私より年下は、62歳、63歳の
二人だけ。私が64歳で 下から3番目ですから、われら
3人、団塊の世代がガンバラ ナイト。

伴奏は、もうほとんどCDカラオケなので、私の出番は
ほんのちょっと。空いている時間は「音響調整室」で
ミキサーの操作をすることとなりました。人数も少ない
貧乏所帯ですので、プロの音響や照明を頼めず、全部
自分たちでセルフです。

いつもですと、音響屋さんにまかせっきりで、「今日は
音響が良かった」とか「ひどかった」と言っているだけ
でしたが、いざ、自分が担当となるとさぁ大変。

特に詩吟の場合は、声量が個人差ある上に、マイクに
近づく人と離れて吟ずる人では、場内に流れる音量が
違い過ぎますから、一人ひとり音量調整をする必要が
あります。全く気が抜けません。

それ以前に、マイクの調子が悪かったり、コードが
断線していて音がはいらなかったり、すったもんだ。
音響や照明、舞台監督さんたち裏方の苦労が身に
しみてわかりました。





女は「川の流れのように」

2012-06-09 22:52:27 | 虚無僧日記
昨年、大学生らの自殺 初の1000人突破 就職失敗で孤立感(産経新聞) - goo ニュース


平成23年の自殺者は3万651人。
平成10年以来初めて3万1千人を下回ったが、
一方で10~20代の若者の自殺が増加した
そうです。

大学生などの自殺は、前年より101人増えて
1,029人で、初めて千人を突破。
「就職の失敗」を苦にしての自殺者数は
平成19年の60人から23年は150人に
まで増加したと報じています。


昨晩、スターキャットで たまたま アメリカの
古い映画を観ました。「カリフォルニアで
2,000人の農園労働者募集の広告に 2万人が
アメリカ大陸を横断して押し寄せる。その道中も
過酷ながら、ようやくたどりついた所は“地上の
楽園”ではなく、人であふれ、仕事も食べ物も
無い地獄。奴隷のように働かされ、落後していく。


ラストのシーンは、母親が「男は こだわるから
ダメね。女は川のように流れていくの、滝も渦も
あったわ。それに身を任せて流れていくの」と
いうようなセリフで「the END」でした。

『風とともに去りぬ』もそうでした。南北戦争で
すべてを失って、「人を殺してでもいい、生き抜いて
みせる」というすごいセリフがありましたっけ。




「官邸」の鑑定は“いかんてぃ”

2012-06-09 22:39:36 | 社会問題
「全員撤退」意図せずと認定=官邸の過剰介入批判―福島原発事故・国会事故調(時事通信) - goo ニュース


原発事故を検証する国会の「事故調査委員会」は、
官邸による過剰な現場介入が事故対応の妨げと
なったとの、鑑定結果を公表。

「官邸から頻繁に電話が入り、場違いな初歩的質問で、
現場対応にあたる者が余分な労力を割かれた。官邸の
頻繁な介入が、(現場の)指揮命令系統を混乱させた」と
指摘し、官邸の対応を厳しく批判。

「原発作業員の全員撤退を申し入れたか否か」で、
東電の方が分が悪いと思っていましたが、「事故調」は
東電側に軍配を挙げたようです。

「官邸の 鑑定は いかんてぃ」なんちゃって。しつれい。





意外「左足ブレーキ」派が 3割 も?!

2012-06-09 03:48:31 | 社会問題
「ニュース畑」の質問コーナーで、「左足でブレーキを踏む」
左足ブレーキ」が増加。 「左足ブレーキ」はアリ?ナシ?
というのがありました。

私も 時々ですが、ブレーキに左足を乗せています。
さて まず、この質問に対して、「左足ブレーキの容認派」が
「どちらでもいい」を含めて半数近くいることに驚きです。

・「左足ブレーキは危険だからナシ」が  64件で 32%。
・「左足ブレーキをやっている、アリ」が 34件で 28%
・「どちらでもない、どちらでもいい」が 25件で 20%

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、年間
6千件もあるそうです。全件 確認はしてませんが、
おそらく、すべて右足での踏み間違いでしょう。

私も、アクセルを踏んでいる状態から、急ブレーキを
踏む時、ブレーキペダルが高く、いちいち足を上げて
から踏み込む構造には 疑問を持っていました。
足を上げきれないと、ブレーキペダルの下に足が入って
しまいます。

急ブレーキを踏む時は、アクセルペダルから、すぐ
左下にすべらせて踏めれば、それだけ時間が短縮
できるのに、足を上げる動作で、誤作動が起きる
のだと考えています。

右足でアクセルとブレーキの両方を操作するのは、
クラッチ式だった時代の名残りでしょう。今は
オートマですから、左足があいています。これを
使わない手は無いでしょう。

私は、狭い駐車場に入れる時、バックをする時、
見通しの悪い狭い道路を通る時、何が飛び出して
くるかわからない危険わ感じた時、瞬時にブレーキが
踏めるように 左足をブレーキに乗せています。


こんな声もありました。「反対派」は頭で考えて
危険と言っているだけ、「賛成派」は、実際に
試してみて、問題ない、かえって安全と、実体験に
基づいていると。なるほど その通り と思います。

こうして既成の価値観、習慣と違う行動が、最初は
“異端視”され、やがて多数派になって、当たり前に
なっていく。面白い現象です。


「AKB48」総選挙に思う

2012-06-09 03:48:15 | 社会問題
6月6日は「第4回AKB48選抜総選挙」。
NHKも報道し、今や政局よりも「AKB48」の方が
関心が高いと嘆かれもします。しかし 関心の高さは、
「秋元康」の 巧妙な戦略に、ビジネスとして学ぶべき
重要なヒントがあるからでしょう。

“CDが売れなくなった”時代に、「総選挙」の投票券(権)と
セットして 160万枚も売り上げたといいます。中には
一人で数百枚も買った“オタク”もいるとか。その「善悪」は
別にして、“売れない”時代に“買わせる”システムを作る。
そのビジネス力に感服させられます。

第4回ともなると、“マンネリ化”ではと思うのですが、
「AKB48」の他、名古屋の「SKE48」、NMB48、HKT48の
研究生も含めた全メンバー237人は過去最多の数。

その選定が「クラスで一番の美人」より「4、5番手の
どこにでもいるような子、身近に感じられる子をアイドルに」
というのも、従来の価値観を破るものでした。

そして、ファンとの「握手会」も こまめに開催して、
距離を縮め、“絆”を全国に波及させていること。


「AKB」はそもそも「秋葉原のおタク族」から
始まったといいます。縞のシャツにバッグを背負った
「おタク」たちを見て、私は嫌悪していましたが、
彼らに「もしかして僕の彼女に…」という夢や希望を
与えたこと。そして 彼らを市場にした戦術は見事と
いうほかありません。

そしてファンを男子だけではなく、女子にも「私も
AKBになれるかも」という夢を与え、ファン層を
広げた。


現代社会は 「若者から 夢も希望も奪い、やる気も
向上心も失わせ、競争心を萎えさせている」という中、
健気(けなげ)な少女達の必死の“競争”が、社会に
“感動”と“活気”を生んでいます。そう見ると
すごいことです。

先日のイベントで、リクエスト曲は「AKB」の
「ヘビロテ」と「会いたかった」でした。私も、
いつまでも「童謡・唱歌」ではなく、彼女たちを
見習って成長しなければ、と思うのでありんす。