「伴侶を亡くした人は 周囲の人からの言葉に 神経を
逆なでされる」といいます。
朝日新聞に連載の「伴侶死別自助グループ」代表
「杉本宜昭」氏の「死別を経験して」から、一部を
転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「時間が悲しみを癒してくれますよ」
「泣いてばかいると、体によくないですよ」
「まだ、若いのに気の毒に」
「つらい気持ちはよくわかります」
「もう忘れて、これからのことを考えなさい」
等など、いずれも励ますつもりかもしれないが、
内心とても深く傷つけられたと感じる人は多い。
これらの言葉は思い込みや 誤った信念に起因している。
「悲しみから立ち直るために、がんばって乗り越えて」
などの言葉を不用意に用いないことだ。
「頑張れ東北」の掛け声のもと、悲しみは早く忘れて、
先に進もうという社会のムードに、どれほど被災者や
遺族が傷つけられたことだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ならば、どのように言葉かけをすればいいのでしょうか。
私は、“肉親の情”が薄いようです。「性格占い」でも
そのように出ます。肉親を失った人の悲しみが判りません。
私の父は 16歳までに 両親を失っています。
会津戦争では、一族で8人も 戦死しています。
戦乱のさなか、親が子を子が親の介錯をしています。
そういう話に慣れてしまっているからでしょうか、
「すべては運命とあきらめなさい」と思っています。
父の葬儀でも泣きませんでしたし、母の時も たぶん
泣かないでしょう。
ですから、肉親を失った人が、いつまでも、めそめそ
くよくよ していることが、不思議でなりません。
「同情もされたくない」 というのであれば、無視して
ほっておけばいいのでしょうか。
逆なでされる」といいます。
朝日新聞に連載の「伴侶死別自助グループ」代表
「杉本宜昭」氏の「死別を経験して」から、一部を
転載させていただきます。
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「時間が悲しみを癒してくれますよ」
「泣いてばかいると、体によくないですよ」
「まだ、若いのに気の毒に」
「つらい気持ちはよくわかります」
「もう忘れて、これからのことを考えなさい」
等など、いずれも励ますつもりかもしれないが、
内心とても深く傷つけられたと感じる人は多い。
これらの言葉は思い込みや 誤った信念に起因している。
「悲しみから立ち直るために、がんばって乗り越えて」
などの言葉を不用意に用いないことだ。
「頑張れ東北」の掛け声のもと、悲しみは早く忘れて、
先に進もうという社会のムードに、どれほど被災者や
遺族が傷つけられたことだろう。
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ならば、どのように言葉かけをすればいいのでしょうか。
私は、“肉親の情”が薄いようです。「性格占い」でも
そのように出ます。肉親を失った人の悲しみが判りません。
私の父は 16歳までに 両親を失っています。
会津戦争では、一族で8人も 戦死しています。
戦乱のさなか、親が子を子が親の介錯をしています。
そういう話に慣れてしまっているからでしょうか、
「すべては運命とあきらめなさい」と思っています。
父の葬儀でも泣きませんでしたし、母の時も たぶん
泣かないでしょう。
ですから、肉親を失った人が、いつまでも、めそめそ
くよくよ していることが、不思議でなりません。
「同情もされたくない」 というのであれば、無視して
ほっておけばいいのでしょうか。