現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「虚無僧」の記憶を消さないために

2012-06-25 21:01:54 | 虚無僧日記
NHK『梅ちゃん先生』のタイトルバックに
「虚無僧」が登場とは、うれしいではありませんか。

「遠い記憶」。まさに、私が子供の頃(昭和30年頃)、
「虚無僧」が 私の家の前に来ました。道路で遊んで
いた私は、子供心に ビビッとくるものがありました。

その時、誰に教わるでもなく「虚無僧」というのを
知っていました。今はダメですね。昨日、虚無僧で
歩いていたら、小学校4、5年の男の子が「なんで
鰻(うなぎ)獲るやつ 被(かぶ)ってるの?」「“泥鰌
(どじょう)すくい”でもやるのォ?」ですって。

今、私が「虚無僧」をやらねば、「虚無僧」の記憶は
永遠に忘れられてしまう。私が 10年やってきたからで
しょうか。『アタル』では「今から始める尺八」が、
そして『梅ちゃん先生』には「虚無僧」が登場しました。

「虚無僧」の私にとって“上げ潮”ムードが出て
きました。“ばんざ~い”ですね。

『梅ちやん先生』に コ、コ、コ、虚無僧!!

2012-06-25 20:35:23 | 虚無僧日記
NHK朝の連ドラ『梅ちゃん先生』のタイトルバックに
「虚無僧」がぁぁぁ!イェイ!

『梅ちゃん先生』のタイトルバックを制作したのは
ジオラマ作家の「山本高樹氏」。
「遠い記憶の中にある人と町」というテーマで、
昭和の町並を、家も人も車も 実に精巧に再現して
作られています。

ひょっとして「虚無僧」も出てこないかと、
ドキドキしながら見ていたら、今日6月25日の
放送に出てきました。

白い着物に天蓋は、まさに私のスタイルです。
「モデルは私」と勝手に思って、喜びまた一入
(ひとしお)でした。

曜日ごとに「春夏秋冬」を表しているそうで、
「虚無僧」は月曜日だけのようです。

見逃した方は、こちら『タイトルバックの世界』で
探してください。


自殺するような人は・・・

2012-06-25 14:24:45 | 虚無僧日記
3日に一ぺん、電車が止まります。
飛び込み自殺のようです。そのたびに多くの人が
迷惑してます。「もういい加減にしてぇぇ」です。

自殺する人は“世間への最後の報復”のつもり
でしょうか。「嫌がらせ」ですか。根性悪い
死に方です。山奥で墓穴でも掘って 人知れずに
死んでほしいものです。

「武者小路実篤」でしたか、「川端康成」が
自殺した時、「私は自殺は すきじゃない。
どんな苦労も人生、生きることを楽しもう」
というようなメッセージを残していました。

ナチスのホロコースト、シベリヤの抑留。
大変な逆境の中でも、生き延びた人がいます。
高い思想や希望に燃えた人は、かえって絶望し、
自殺したが、着る物や食べ物、歯みがきなどを
工夫して、日常的なことを淡々とこなしていた
人たちが生き残ったというような話もありました。

その点 女性は強いですね。物資の無い戦争の
さなかでも“日常”を生き、戦後も生き続けた。
そこに“強さ”を見出します。

強がりをいい、偉そうに虚勢を張っていた
人たちが、終戦で自決したとも云えます。
考えさせられます。




「障害者」支援のコンサートに

2012-06-25 03:50:10 | 虚無僧日記
今日は「障害者の○○作業所」を支援する
コンサートが中村小劇場であり、出演して
きました。主催は「中村ぞうれっしゃ合唱団」。
「原発反対」などのメッセージも盛り込んだ
政治色ある会ですが、客席は超満員。

そこで、唐突に虚無僧の登場です。場内は
静まりかえり、「福島に思いをこめて」と
『ふるさと』を吹くと、場内から口すさんで
の歌声が湧き、感動でした。

そこで 幼児が「こわ~い」と泣き出し
「こわい? こわそう? いえ“こむそう”
です」で 笑いをとり、大うけ でした。

ところで、主役は障害者のみなさんですが、
大勢の人に興奮して暴れだす人も。その力の
ものすごさに、世話されているみなさんの
苦労がわかりました。

ちょうど『アタル』がヒットしていますが、
現実に直面すると、私のからだも硬直でした。

日夜 すさまじい格闘と葛藤と“愛”で
生きている人たちを見ると、感動であり、
自殺するような人たちが、情けなくなります。

「詩吟の大会」満席に

2012-06-25 03:49:56 | 虚無僧日記
昨日は、わが詩吟の会の「50周年記念大会」。
今年から「公益法人」になったことでもあり、
詩吟の会にしては めずらしく 客席は ほぼ
満席でした。

「50周年」とあって、みなさんの力のいれようは
ものすごく、構成吟のシナリオから、寸劇の
セリフ、劇や踊りの衣装など、すべて手作り。

なにせ、会員の多くは70~80代。その
お年寄りたちが、中学・高校の時の学芸会のように、
芝居や踊りを 大まじめにやったのです。
照明も音響も幕の開閉も全部“自分達で”です。
私も、尺八を吹くだけでなく、虚無僧姿で登場して、
セリフもあり、太鼓を抱えて打ったり、そして
音響の調整と、一人何役もでした。


みなさん“お年寄り”とは思えない若々しさです。
吟は、ものすごいド迫力でした。やはり、詩吟は
健康によい。若さを保つ秘訣は、声を出すことです!

私のマネージャー「鈴花」も 箏の伴奏を担当。
普段 お琴を触ったこともないのに、詩吟の伴奏
となると“水を得た魚”のように 自由自在に
箏を操り、詩吟の情感を盛り上げてくれました。

終わって、皆さんから「二人の息はピッタリですね。
いつも一緒にやっているんですか」と聞かれ、
「いえ、1年に1回ぐらいです」という返事に
「??」。人の演奏を見ているだけで 弾いて
しまう。特殊超能力です。

『アタル』で 尺八!!!!

2012-06-25 03:49:14 | 虚無僧日記
「中居正弘」で当たったTBS日曜劇場『ATARU』、
最終回は、まさに驚愕のラストシーン。
蛯名舞子の母親の死は事故死だったのか、犯人は父親の
達夫か、ま、そんなストーリーより、私にとっては
尺八が出てきたことで、天地がひっくりかえったの
でした。

ふだん“のほほん”とした舞子の父・達夫ですが、最終回は
「達夫の違った一面が登場!」の 番宣(番組の宣伝)に
「何だろう?」と思ってましたら、まじめな顔をして、
どうやら、今から尺八を習い始めるようす。

「アタル」との会話の最中、見ているものは『今から
始める尺八入門』の本。傍らには シャ、シャ、シャク
ハチィィィィ~! もう気絶しそうになりました。

「ありえない???」いや、私が常々「人気番組で
尺八が登場してくれたら、中居君あたりの人気タレントが
尺八を吹いてくれたら、尺八人気が復興するのに」と
思っていましたら、またまたまた 現実に起きたのですから、
もうビックリ、仰天なのです。


ところで、その尺八のテキストの表紙の能書きが
面白い。『尺八吹くこと 日本人の誇りなり、我が
人生に尺八あり』と大書してあり、「人間国宝
“尺西(しゃくざい)氏”。これは「ちょこざい」と
ひっかけた命名でしょう。全部オリジナルのテキスト
でした。横書きには「吹けた“赤トンビ”“上を
向いていこう”」ですって。私の制作ビデオ教材
『尺八入門』のパロデイのようです。

さてさて、肝心の尺八ですが、またまたやってました。
上管が前後逆なのです。歌口が裏になってました。
どうして、素人は逆に思うのでしょうかね。写真や
教材を見れば、前後がわかるはずですし、尺八家に
相談しないのでしょうかね。

今までも、お琴が左右反対だったり、鼓を左肩に
乗せていたり、横笛が左右逆だったり、とにかく、
テレビは面白いで~す。

あれ?「アタル」どっかへ行っちゃった!??