私が敬愛する岸本葉子さんの読書エッセイ。全部で106の本が紹介されている。しかしまあ正直な所、読書エッセイは群ようこさんの方がうんと良いと思う。
群さんの読書エッセイは、天衣無縫にあちこちに話がとんでエピソード満載。自分の好きなように書いていて、対象となる本がどんな内容か分からないことが時々あるが、岸本さんの読書エッセイは対象となる本にとても忠実で、丁寧に内容を紹介している。
どちらによって想像力を刺激され、本を読みたくなるかは読者の好みなんだろうが、私は群さんに軍配を上げます。
やっぱり岸本さんのエッセイの真価は、日常生活にあると思うよ。
特に女性ならではの、化粧品や化粧法に関するエッセイなど、思わず「そうそう」とか「あるよね、こういうこと」とか、本に向かって相槌を打ってしまうこともしばしば。
最近、岸本さんの名前を思いがけない所で発見した。小谷野敦「帰ってきたもてない男」の中に、才色兼備、東大卒の美人エッセイストとして、かなりの紙面をさいて紹介されている。
そうだよね。いかにも小谷野敦が好みそうな、すらりとした知的な美人だよね。しかし、岸本さんが小谷野敦に好意を抱くかは、はなはだ疑問。現実はキビシイのです。
群さんの読書エッセイは、天衣無縫にあちこちに話がとんでエピソード満載。自分の好きなように書いていて、対象となる本がどんな内容か分からないことが時々あるが、岸本さんの読書エッセイは対象となる本にとても忠実で、丁寧に内容を紹介している。
どちらによって想像力を刺激され、本を読みたくなるかは読者の好みなんだろうが、私は群さんに軍配を上げます。
やっぱり岸本さんのエッセイの真価は、日常生活にあると思うよ。
特に女性ならではの、化粧品や化粧法に関するエッセイなど、思わず「そうそう」とか「あるよね、こういうこと」とか、本に向かって相槌を打ってしまうこともしばしば。
最近、岸本さんの名前を思いがけない所で発見した。小谷野敦「帰ってきたもてない男」の中に、才色兼備、東大卒の美人エッセイストとして、かなりの紙面をさいて紹介されている。
そうだよね。いかにも小谷野敦が好みそうな、すらりとした知的な美人だよね。しかし、岸本さんが小谷野敦に好意を抱くかは、はなはだ疑問。現実はキビシイのです。