図書館に予約を入れてから半年ぐらい、やっと借りる事ができた。それほど話題になった本でもないのに、やはり山本文緒は人気がある。
タイトルは『再婚生活』だが、実際は「うつ病闘病記」といった方が近い。2003年8月から2006年12月までの日記エッセイ。病状がひどくなったり他の仕事が忙しくなったりしたらしく、所々とんでいる。
うつ病も通院だけではすまず、入院も何度もしているようだ。
しかし、どうしてだろう。新婚でダンナ様ともラブラブだし、大きな賞をもらって少々仕事を休んでもいいキャリアを積んでいるし、経済的にも潤ってるし、親はまだ健康で心配いらないし…。
今が一番楽しめる時期なのに、もったいない。(もう少し時間がたつと、親の介護、親との死別、自分にも更年期障害といった婦人科系の病気も出てくるだろうし、ダンナ様ともいつまでも新婚気分ではいられない、ケンカもするだろう)
仕事上の知り合いが、彼女のうつ病を「精神的な痛風」と言ったそうだが、なるほどと思う。
ただ、この日記エッセイの最後の方に「ずっと私は、うつになった原因は何か心因性のものだと思っていた。仕事上のいろいろなストレスや、引越しや再婚で、感情のバランスが狂ったのだと思っていたけれど、そうじゃなかったと最近しみじみ思う。(中略)私の場合、悪い体が黒い心を生んだのだと思う。」と書かれてあり、ああ、彼女のうつ病が治るのも、もう少しだ、と安心した。
あまりにも生活が不摂生だったのもね。
そう”精神が行動を引っ張る”のはよく言われるが”行動が精神をひっぱる”ことも多々あるのではないか。
タイトルは『再婚生活』だが、実際は「うつ病闘病記」といった方が近い。2003年8月から2006年12月までの日記エッセイ。病状がひどくなったり他の仕事が忙しくなったりしたらしく、所々とんでいる。
うつ病も通院だけではすまず、入院も何度もしているようだ。
しかし、どうしてだろう。新婚でダンナ様ともラブラブだし、大きな賞をもらって少々仕事を休んでもいいキャリアを積んでいるし、経済的にも潤ってるし、親はまだ健康で心配いらないし…。
今が一番楽しめる時期なのに、もったいない。(もう少し時間がたつと、親の介護、親との死別、自分にも更年期障害といった婦人科系の病気も出てくるだろうし、ダンナ様ともいつまでも新婚気分ではいられない、ケンカもするだろう)
仕事上の知り合いが、彼女のうつ病を「精神的な痛風」と言ったそうだが、なるほどと思う。
ただ、この日記エッセイの最後の方に「ずっと私は、うつになった原因は何か心因性のものだと思っていた。仕事上のいろいろなストレスや、引越しや再婚で、感情のバランスが狂ったのだと思っていたけれど、そうじゃなかったと最近しみじみ思う。(中略)私の場合、悪い体が黒い心を生んだのだと思う。」と書かれてあり、ああ、彼女のうつ病が治るのも、もう少しだ、と安心した。
あまりにも生活が不摂生だったのもね。
そう”精神が行動を引っ張る”のはよく言われるが”行動が精神をひっぱる”ことも多々あるのではないか。