ケイの読書日記

個人が書く書評

島村麻里「うつ暦十年、色恋妄想」

2008-08-26 09:55:44 | Weblog
 私の目がタイトルの「うつ」を検索してしまったので、読んでみる。

 島村麻里という人は、私にとっては女流小説家という分類だったのだが、一般的にはコラムニスト、それも英語が堪能なので国際問題を取り扱うコラムニストという事らしい。いやぁ、出世しました。

 その彼女は、37才の時に同棲相手が家を出て出来ちゃった結婚をしてから、うつ症状を自覚するようになり、10年たっても(一時ほどひどくは無いにせよ)スッキリしない。布団をかぶって寝る日がよくある。

 若い頃はすごくモテて、いくらでも恋人の補充ができたが、37歳で男とサヨナラしてからは、中々そういった機会に恵まれない。
 あったとしてもごく短期間、一夜限りということもある。でも彼女はそれでもOKだからCOME ON!ということらしい。

 しかし、そんなに恋人が欲しいなら、イタリアとか南米といったラテン系の国に移住すればいいのに。
 本人は移住したくてもお金が無いからできないと書いているが、東京で高い家賃を払って一軒家を借りているぐらいなら、十分可能だと思うなぁ。
 スペイン語ができなくても英語ができるなら、コミュニケーションなんとかなるだろうに。
 パソコンさえあれば仕事はできるし。

 若い頃モテまくった人は、トシ取ると寂しさが一層こたえるんだなぁ、とモテたこと無い私は少し同情しました。
コメント (3)
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