最近、推理小説ばかり読んでいるので、ちょっと目先を変えてみた。
臨床心理士・信田さよ子の本は、これが初めてではない。以前、上野千鶴子との対談集を読んだ事がある。(つまらなかったけど)
実際に、原宿カウンセリングセンター所長として、たくさんの事例を診てきた人。
この本は、題名からも分かるように母と(主に未婚の)娘との困難な関係を取り上げている。
先祖代々の墓を守るのは、昔は長男と決まっていたが、今は少子化で娘が一人しかおらず、その娘にすべてをおっかぶせようという母親が大勢いて、娘には重くてたまらない。
私には守らなければならないお墓は無いので、いいじゃん無縁仏になっても、このご時世しかたがないよね、なんて気楽に考えているが、当事者にとっては大変な問題なんだろう。
筆者の、世の母親に対する提言はとても厳しいが、父親に対してもビシビシ注文する。
確かに、子どもの問題が母親の問題に限局されるのはおかしいが、しかし子どもが小さくて従順なうちは、父親に口を出されるのを好まない母親は多い。
娘がピアノのレッスンを嫌がる時、父親が「ま、いいか。ピアノなんか弾けなくっても生きていける」なんて言おうものなら、「子どもの教育に口出ししないで!母親の私がちゃんと付いているんだから!」とダンナにくってかかる母親は少なくない。
それなのに、大きくなって子どもが自分の思い通りにならない時に「お父さんが子どもに関心がないから、こんなふうになっちゃった」とヒステリーを起こすことが母親にはないだろうか?
私にはあります。自戒を込めて。
臨床心理士・信田さよ子の本は、これが初めてではない。以前、上野千鶴子との対談集を読んだ事がある。(つまらなかったけど)
実際に、原宿カウンセリングセンター所長として、たくさんの事例を診てきた人。
この本は、題名からも分かるように母と(主に未婚の)娘との困難な関係を取り上げている。
先祖代々の墓を守るのは、昔は長男と決まっていたが、今は少子化で娘が一人しかおらず、その娘にすべてをおっかぶせようという母親が大勢いて、娘には重くてたまらない。
私には守らなければならないお墓は無いので、いいじゃん無縁仏になっても、このご時世しかたがないよね、なんて気楽に考えているが、当事者にとっては大変な問題なんだろう。
筆者の、世の母親に対する提言はとても厳しいが、父親に対してもビシビシ注文する。
確かに、子どもの問題が母親の問題に限局されるのはおかしいが、しかし子どもが小さくて従順なうちは、父親に口を出されるのを好まない母親は多い。
娘がピアノのレッスンを嫌がる時、父親が「ま、いいか。ピアノなんか弾けなくっても生きていける」なんて言おうものなら、「子どもの教育に口出ししないで!母親の私がちゃんと付いているんだから!」とダンナにくってかかる母親は少なくない。
それなのに、大きくなって子どもが自分の思い通りにならない時に「お父さんが子どもに関心がないから、こんなふうになっちゃった」とヒステリーを起こすことが母親にはないだろうか?
私にはあります。自戒を込めて。