キリオン・スレイ・シリーズ2編、退職刑事シリーズ2編、なめくじ長屋捕物さわぎシリーズ2編、実はこれら6編は、先回ブログにUPした「七十五羽の烏」と同じ本に収録されていたが、「七十五羽の烏」を読むのに精一杯で、これら6編はその後に読んだ。
キリオン・スレイはアメリカからやって来た怠け者の前衛詩人。翻訳家の家に居候していて、翻訳家をワトスン役に事件に首をつっこむ。
キリオンが外国人である事から生じるトラブルがご愛嬌。
退職刑事シリーズは、退職刑事の父親が現職刑事の息子から、今手がけている事件の話を聞いて、その場で推理するという設定。
このシリーズの「四十分間の女」が興味深い。
浜松駅の構内で、ある朝若い女の轢死体が発見された。身元が分かるようなものは無し。ただ駅員のひとりが見覚えていた。
その女は一週間続けて22時48分着の下りで浜松に下りて改札を出て行く。そして23時29分の上り終列車でどこかへ帰っていった。
そして1週間目に死体で発見された。
こういった地方紙の小さな記事を人から教えてもらった都筑道夫は、それに論理的な考察を加え、退職刑事に推理させる。(あまり出来のいい推理ではないが)
うーん、そんな夜更けにこの若い女性は田舎町で40分間何をやっていたんだろう? 40分間で何が出来るだろう? 皆さん、どう推理します?
キリオン・スレイはアメリカからやって来た怠け者の前衛詩人。翻訳家の家に居候していて、翻訳家をワトスン役に事件に首をつっこむ。
キリオンが外国人である事から生じるトラブルがご愛嬌。
退職刑事シリーズは、退職刑事の父親が現職刑事の息子から、今手がけている事件の話を聞いて、その場で推理するという設定。
このシリーズの「四十分間の女」が興味深い。
浜松駅の構内で、ある朝若い女の轢死体が発見された。身元が分かるようなものは無し。ただ駅員のひとりが見覚えていた。
その女は一週間続けて22時48分着の下りで浜松に下りて改札を出て行く。そして23時29分の上り終列車でどこかへ帰っていった。
そして1週間目に死体で発見された。
こういった地方紙の小さな記事を人から教えてもらった都筑道夫は、それに論理的な考察を加え、退職刑事に推理させる。(あまり出来のいい推理ではないが)
うーん、そんな夜更けにこの若い女性は田舎町で40分間何をやっていたんだろう? 40分間で何が出来るだろう? 皆さん、どう推理します?