ケイの読書日記

個人が書く書評

岸本葉子「刺激的生活」

2010-09-13 15:19:57 | Weblog
 先日、デパートへ行った。時間があったので、隣にある大型書店へ行く。
ぶらぶらしていたら、この本が目に留まる。
 『刺激的生活』か…。岸本葉子大好きな私だが、この本は読んでなかったな。(岸本さんは売れっ子エッセイストとはいっても、重版になることは、まず無い。ただ、本はいっぱい出している。ひょっとしたら100冊くらい出ているかもしれない)

 立ち止まって考える。税込み1260円か。2007年初版発行だし、岸本さんだから他に予約が入っている事は無いだろう(失礼!)
 図書館で探せば、すぐ読めるな。
 いやいや、ここで買えば2割の印税は彼女に入る。今は落ち着いているとはいえ、闘病生活も大変で物入りだったろう。
 ここはひとつ、ファンとして買わなければ!ということで購入。
 ああ、貧乏人はツライ!! 本がぱっぱっと買える身分になりたいです。

 しかし、本をあまり買わず図書館を利用するのは、金銭的な理由もあるが、それ以外に本がたまって置くスペースに困る問題の方が切実。
 だから、いろいろ批判はあるようだが、電子書籍のソフトがもう少し充実してきたら買うつもり。

 そうそう、本書の内容は…どこが刺激的?! 看板に偽りあり!と抗議したいほど低刺激なエッセイ。
 その刺激の無さが岸本さんの魅力なのよね。

 人間に慣れないといわれたスズメが、手のりスズメになる話など、癒されるお話が満載です。
 
コメント
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