ケイの読書日記

個人が書く書評

樋口康彦「崖っぷちの高齢独身者」

2010-09-18 10:48:02 | Weblog
 高齢独身者と書いてあるから、夫や妻に先立たれた50代・60代の人の事だろうと思って手に取ったが、全く違う。
 この新書では、平均初婚年齢をもとに38歳以上の独身男性、33歳以上の独身女性を高齢独身者と定義している。

 この樋口康彦先生は、1965年大阪生まれ。専門は教育社会心理学。
 現在は、大学の教員をしていらっしゃる。


 帯に「お見合いパーティ(114回)と、結婚相談所で見合い(68人)を極めた筆者が、結婚を妨げる要因をズバリ解説」と書かれてあるので、めでたくゴールインして婚活を止めたのかと思ったが、どうもそうではないらしい。(つまり独身) びーっくり!!

 ご本人の公式ブログも見たけど、容姿もまあまあ。それに教育社会心理学者ということで、女性が興味を持ちそうな職業だと思うけど…そうではないのかなぁ。

 
 小谷野敦の『もてない男』を読んだ時も感じたけど、高望みしすぎ!  自分の知人・友人に「これがボクの妻です」と言って、美しい女性を紹介したいのは理解できるが、当の美女達からNGを出されているんだから、いいかげん諦めたら?


 この樋口先生も小谷野先生も、美人は永久に美人、不美人は永久に不美人と思い込んでいるみたい。
 結婚が決まって、ウェディングエステなどに通って、あまりパッとしなかった女性が、みるみるキレイになっていく事はよくあります。
 この人たちも、そういう女性を見つけなきゃ。












コメント (2)
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