皆川博子の小説をたくさん読んだわけじゃないから、断言はできないが…この人はすごく少女マンガっぽい雰囲気があるね。いい意味で。
1930年生まれ。つまり御年80歳以上なのだ。実家の母より年上。とてもじゃないが、そんな年寄りとは思えない。
この人も、ライトノベルとかボーイズラブ小説が好きなんじゃないだろうか? 作中に「やおい」が出てきて驚きました。
5つの中短篇が載っていて、やっぱり表題作『猫舌男爵』が一番面白い。
この小説は変わっている。日本語を専攻しているポーランド人の学生が、古本屋で日本語の古本に出会い、それをデタラメに翻訳する、そのデタラメぶりが笑える!!
そもそも、彼がナゼ極めて少人数の日本文学ゼミナールに出席するようになったかと言うと、日本語から英訳された山田風太郎の忍法物がとても面白く、その続きがどうしても読みたかったようである(このポーランド人は英語はすらすら読める)彼の発音ではヤマダ・フタロ、これも可愛い。
山田風太郎の忍法物は、皆川博子先生の愛読書なのだろうか? ちょっと意外な気がするが、マンガ家の木原敏江も山田風太郎が一番好きと書いてあったから、こういった耽美ものを書く人を惹きつける魅力があるのだろう。
それから、このポーランド学生が書くWWⅡって何か分かります? 第二次世界大戦のことらしい。ヨーロッパの方では、これで分かるのかな?
そうそう、1985年「壁ー旅芝居殺人事件」で第38回日本推理作家協会賞長編賞を受賞している。芸達者なのだ。これもぜひ読まなければ。
1930年生まれ。つまり御年80歳以上なのだ。実家の母より年上。とてもじゃないが、そんな年寄りとは思えない。
この人も、ライトノベルとかボーイズラブ小説が好きなんじゃないだろうか? 作中に「やおい」が出てきて驚きました。
5つの中短篇が載っていて、やっぱり表題作『猫舌男爵』が一番面白い。
この小説は変わっている。日本語を専攻しているポーランド人の学生が、古本屋で日本語の古本に出会い、それをデタラメに翻訳する、そのデタラメぶりが笑える!!
そもそも、彼がナゼ極めて少人数の日本文学ゼミナールに出席するようになったかと言うと、日本語から英訳された山田風太郎の忍法物がとても面白く、その続きがどうしても読みたかったようである(このポーランド人は英語はすらすら読める)彼の発音ではヤマダ・フタロ、これも可愛い。
山田風太郎の忍法物は、皆川博子先生の愛読書なのだろうか? ちょっと意外な気がするが、マンガ家の木原敏江も山田風太郎が一番好きと書いてあったから、こういった耽美ものを書く人を惹きつける魅力があるのだろう。
それから、このポーランド学生が書くWWⅡって何か分かります? 第二次世界大戦のことらしい。ヨーロッパの方では、これで分かるのかな?
そうそう、1985年「壁ー旅芝居殺人事件」で第38回日本推理作家協会賞長編賞を受賞している。芸達者なのだ。これもぜひ読まなければ。