益田ミリのコミックエッセイ。初出が『別冊文藝春秋』だっていうんだから、立派なもんです。
この益田ミリさんを初めて知ったのは、当時私が読んでいた夕刊で、彼女の連載があったから。もう10年以上前だと思う。へぇ、新しい人が出てきたな、コミックエッセイ業界も競争が激しいだろうから、この人、残れるのかなぁ、なんて思っていたら、『すーちゃん』が大ヒットで大化けした。
この本は、タイトルの通り、益田ミリさんが日常生活の中で、異性にキュンとした話が数多く詰め込まれている。
サラリーマンにキュン、町中でキュン、あのセリフにキュン、そのリアクションにキュン…ありとあらゆる場面で、ミリさんはキュンとしている。そんなにキュンとすると疲れない?と心配になってくるほど。
「エレベーターで、とっさにドアを押さえてくれるとキュン」これ、大部分の女がそうだと思う。
「病院の待合室で『量子力学』の本を読んでいるお爺さんにキュン」 私もそう。理系男子に弱い。会話力なんて、なくてもOK。
「薄くなりそうな頭髪にキュン」 ミリさん、その優しい心を、いつまでも持ち続けていてね。
そうです。世の中はキュンで一杯。でも、どうしても理解できないキュンも。
「ひとくちどうですか?にキュン」…本当に? 私、異性だけでなく、同性とでもイヤだな。いくら美味しそうでも、したくないし、されたくない。我が子とでも、小学校低学年までだよね。口をつけた料理を、食べたり食べさせたりするのは。相手も、嫌がってると思う。
仕事がらみで、年下の男性と打ち合わせするためCAFEに入ったミリさんはホットコーヒー、彼はショコラフローズンドリンクを注文。そしたら彼は「これ、めちゃめちゃうまいですよ!ひとくち飲んでみてください」とストローを差し出したそうである。
これって無邪気なの? いやぁ、私には、そうは思えない。お腹の中で、この男が「ほーら、赤くなってモタモタしてる。ひょっとして異性として見られてる? ダイジョーブ! こっちは何とも思ってないから。ねっ、オバハン」ってペロッと舌を出してる図を想像するなぁ。
この益田ミリさんを初めて知ったのは、当時私が読んでいた夕刊で、彼女の連載があったから。もう10年以上前だと思う。へぇ、新しい人が出てきたな、コミックエッセイ業界も競争が激しいだろうから、この人、残れるのかなぁ、なんて思っていたら、『すーちゃん』が大ヒットで大化けした。
この本は、タイトルの通り、益田ミリさんが日常生活の中で、異性にキュンとした話が数多く詰め込まれている。
サラリーマンにキュン、町中でキュン、あのセリフにキュン、そのリアクションにキュン…ありとあらゆる場面で、ミリさんはキュンとしている。そんなにキュンとすると疲れない?と心配になってくるほど。
「エレベーターで、とっさにドアを押さえてくれるとキュン」これ、大部分の女がそうだと思う。
「病院の待合室で『量子力学』の本を読んでいるお爺さんにキュン」 私もそう。理系男子に弱い。会話力なんて、なくてもOK。
「薄くなりそうな頭髪にキュン」 ミリさん、その優しい心を、いつまでも持ち続けていてね。
そうです。世の中はキュンで一杯。でも、どうしても理解できないキュンも。
「ひとくちどうですか?にキュン」…本当に? 私、異性だけでなく、同性とでもイヤだな。いくら美味しそうでも、したくないし、されたくない。我が子とでも、小学校低学年までだよね。口をつけた料理を、食べたり食べさせたりするのは。相手も、嫌がってると思う。
仕事がらみで、年下の男性と打ち合わせするためCAFEに入ったミリさんはホットコーヒー、彼はショコラフローズンドリンクを注文。そしたら彼は「これ、めちゃめちゃうまいですよ!ひとくち飲んでみてください」とストローを差し出したそうである。
これって無邪気なの? いやぁ、私には、そうは思えない。お腹の中で、この男が「ほーら、赤くなってモタモタしてる。ひょっとして異性として見られてる? ダイジョーブ! こっちは何とも思ってないから。ねっ、オバハン」ってペロッと舌を出してる図を想像するなぁ。