ページをめくって、あれっと思うのは、奇数の章しかないこと(第1章、第3章、第5章…) これは、どうも次の作品『夏のレプリカ』が偶数章(第2章、第4章、第6章…)で構成されていて、時系列で言えば、ほぼ同時期らしい。
そして、もっと意外に感じるのは、登場人物の紹介ページが無い事!! これは、手抜きとか忘れてたとかではなく、意図的にされたという事が、最後まで読むとよく分かる。これが一番の伏線じゃないかな? 皆さん、なぜ登場人物の紹介がないのか、その理由を考えながら読むと、犯人にたどり着けるかも。
いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす、天才奇術師・有里匠幻が、ショーの最中に殺された。しかも遺体は霊柩車から消失。これは、匠幻最後のミラクルエスケープか?
とにかく派手!!! 森博嗣は奇術が好きで、いろいろ勉強しているんだろうね。本書中、萌絵に、この奇術はこういったトリックで、あの奇術はああいったトリックで、とまるでマジシャンを失業させることに情熱を燃やしているように、ネタばらしをさせている。
きっと、理系頭の人は、奇術の不思議な所を不思議なまま、見ていられないんだろう。こういう観客ばっかりだと、マジシャンも苦労するだろうなぁ。
解説は、プリンセス・テンコー。そうでしょ。この作品の解説は、彼女しかいないでしょう。
このS&Mシリーズの、もう一つの魅力というか気掛かり、犀川先生と萌絵の仲だが、全然進展しないのでイライラする。
『封印再度』では、かなりいいところまでいったのに。
金魚すくいを言葉では知っていても、見た事がないという萌絵を、犀川先生は、自分の実家近くの盆踊り会場に連れて行く。萌絵ちゃん、浴衣を着て気合入ってる!!
実家近くの盆踊りだよ?! その後、実家に寄ればいいのに。ったく! 犀川先生、何考えてるのか。
でもまあ、犀川先生の部屋で、犀川先生が作った料理(萌絵ちゃん、料理できない)を二人で一緒に食べるんだから、かなり前進したか…。
そして、もっと意外に感じるのは、登場人物の紹介ページが無い事!! これは、手抜きとか忘れてたとかではなく、意図的にされたという事が、最後まで読むとよく分かる。これが一番の伏線じゃないかな? 皆さん、なぜ登場人物の紹介がないのか、その理由を考えながら読むと、犯人にたどり着けるかも。
いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす、天才奇術師・有里匠幻が、ショーの最中に殺された。しかも遺体は霊柩車から消失。これは、匠幻最後のミラクルエスケープか?
とにかく派手!!! 森博嗣は奇術が好きで、いろいろ勉強しているんだろうね。本書中、萌絵に、この奇術はこういったトリックで、あの奇術はああいったトリックで、とまるでマジシャンを失業させることに情熱を燃やしているように、ネタばらしをさせている。
きっと、理系頭の人は、奇術の不思議な所を不思議なまま、見ていられないんだろう。こういう観客ばっかりだと、マジシャンも苦労するだろうなぁ。
解説は、プリンセス・テンコー。そうでしょ。この作品の解説は、彼女しかいないでしょう。
このS&Mシリーズの、もう一つの魅力というか気掛かり、犀川先生と萌絵の仲だが、全然進展しないのでイライラする。
『封印再度』では、かなりいいところまでいったのに。
金魚すくいを言葉では知っていても、見た事がないという萌絵を、犀川先生は、自分の実家近くの盆踊り会場に連れて行く。萌絵ちゃん、浴衣を着て気合入ってる!!
実家近くの盆踊りだよ?! その後、実家に寄ればいいのに。ったく! 犀川先生、何考えてるのか。
でもまあ、犀川先生の部屋で、犀川先生が作った料理(萌絵ちゃん、料理できない)を二人で一緒に食べるんだから、かなり前進したか…。