この「ジャッケット背広スーツ」は、退職刑事シリーズ第4話。
現職刑事の息子から相談を持ちかけられ、息子の話だけで、退職した親父が事件を解決する、安楽椅子探偵の話。
いままで、別のアンソロジーで2作品ほど読んだ事がある。論理に飛躍がありすぎて「ええーっ!それっていくらなんでも無理じゃない…?!」と思うこともあるが、純粋に推理を楽しむならいいかもね。
この話も、実際、都筑が地下鉄のホームで、ジャケットと背広とスーツをハンガーにかけて3つ持っている若い男に出会った所から思いついたらしい。
どういう時に3種類の上着を手に持って地下鉄に乗るのかな?
見習いデザイナー? ものすごくオシャレな男? さあ、皆さん推理してみましょう。
その都筑が好きな作品として選んだのは、江戸川乱歩「押絵と旅する男」
ちょっとというか、かなり意外。それを狙っているのかな?
書き下ろしのエッセイを読むと、都筑はこの作品をさほど評価していなかった。しかし、下積み時代、よく乱歩に奢ってもらって良くしてもらったので、見方や感じ方が違ってきたようである。
私はこの「押絵と旅する男」好きですね。魚津に蜃気楼を見に行った帰りの汽車の中、という設定が幻想的。
誰か絵本にしてくれればいいのに。
現職刑事の息子から相談を持ちかけられ、息子の話だけで、退職した親父が事件を解決する、安楽椅子探偵の話。
いままで、別のアンソロジーで2作品ほど読んだ事がある。論理に飛躍がありすぎて「ええーっ!それっていくらなんでも無理じゃない…?!」と思うこともあるが、純粋に推理を楽しむならいいかもね。
この話も、実際、都筑が地下鉄のホームで、ジャケットと背広とスーツをハンガーにかけて3つ持っている若い男に出会った所から思いついたらしい。
どういう時に3種類の上着を手に持って地下鉄に乗るのかな?
見習いデザイナー? ものすごくオシャレな男? さあ、皆さん推理してみましょう。
その都筑が好きな作品として選んだのは、江戸川乱歩「押絵と旅する男」
ちょっとというか、かなり意外。それを狙っているのかな?
書き下ろしのエッセイを読むと、都筑はこの作品をさほど評価していなかった。しかし、下積み時代、よく乱歩に奢ってもらって良くしてもらったので、見方や感じ方が違ってきたようである。
私はこの「押絵と旅する男」好きですね。魚津に蜃気楼を見に行った帰りの汽車の中、という設定が幻想的。
誰か絵本にしてくれればいいのに。
都筑はエッセイとか読んでも、世話してくれる乱歩さんが好きなのであって、乱歩作品自体はあまり評価してないみたいですね。
江戸川乱歩って、本当に親分肌の人だったみたいですね。
山田風太郎の日記の中にも、乱歩に奢ってもらった話がいっぱい出てきますもの。
後輩を育てなければ、という意識が強かったんでしょうね。
以前の、島田荘司みたいに。ちょっと違うか。