このツレというのは、「ツレがうつになりまして」のツレさんです。本名は、望月昭さんなんですね。
その彼が書いた、初めてのエッセイ。画は奥さんの細川貂々。
「ツレがうつになりまして」というコミックエッセイは、私も読んだし、ドラマ化され映画化もされ大ブレイクした。うつ病が市民権を獲得した頃の話だったので、多くの人の共感を呼んだと思う。でも、奥さん側からの見方であり、夫側(当事者側)からだったら、どういう風景に映っていたんだろうか、という興味はあった。
それに、貂々さん、奥さんとしての自分を、少し美化しすぎじゃない?と思ったりもした。例えば、ツレが、うつ病になってヨロヨロしながら会社に向かう時「会社、辞めなきゃリコン!」と厳命した話。
これのどこが美化?! と独身の人は思うかもしれないが、奥さんに収入がなく(貂々さんは売れない漫画家で、収入はゼロに近い)ダンナが仕事辞めたら経済的にひっ迫するのは分かりきっている。それでもダンナに「会社やめなきゃ離婚!」と言える女性は、本当にすごいと思う。キモがすわっている。
ほとんどの女が、「会社、辞めたら離婚。皆、辛い思いをして勤めているんだ。あなただけじゃないよ」とか「とりあえず、休職してみたら?そのための社会保障でしょ?」とか言うだろう。
だけど、休職できる会社ばかりじゃないし、休職しても復職することを考えると、精神的にキツいんじゃないだろうか?
そういえば、以前スゴイ話を別の本で読んだ。うつ病で自宅療養していたダンナに「ご飯がまずい」と文句を言われ、カッとなった奥さんが、カップ麺をダンナに投げつけ「あんたなんか、これで十分」と捨てゼリフを残して外出したら、ダンナがマンションから飛び降り自殺したという話があった。実話です。
奥さんの気持ちわかるなぁ。労わらなくちゃという気持ちはあるが、医者に行く以外自宅で寝ているダンナにイライラが募るだろうし、休職期間が終わったら、この先どうなるんだろう?という不安もあるだろう。こういう事を考えると、細川貂々・望月昭夫妻は、まさにベストカップル。
この本の最後に、「結婚12年めにして子供ができました」という報告があった。おめでとう。おめでとう。おめでとう。
その彼が書いた、初めてのエッセイ。画は奥さんの細川貂々。
「ツレがうつになりまして」というコミックエッセイは、私も読んだし、ドラマ化され映画化もされ大ブレイクした。うつ病が市民権を獲得した頃の話だったので、多くの人の共感を呼んだと思う。でも、奥さん側からの見方であり、夫側(当事者側)からだったら、どういう風景に映っていたんだろうか、という興味はあった。
それに、貂々さん、奥さんとしての自分を、少し美化しすぎじゃない?と思ったりもした。例えば、ツレが、うつ病になってヨロヨロしながら会社に向かう時「会社、辞めなきゃリコン!」と厳命した話。
これのどこが美化?! と独身の人は思うかもしれないが、奥さんに収入がなく(貂々さんは売れない漫画家で、収入はゼロに近い)ダンナが仕事辞めたら経済的にひっ迫するのは分かりきっている。それでもダンナに「会社やめなきゃ離婚!」と言える女性は、本当にすごいと思う。キモがすわっている。
ほとんどの女が、「会社、辞めたら離婚。皆、辛い思いをして勤めているんだ。あなただけじゃないよ」とか「とりあえず、休職してみたら?そのための社会保障でしょ?」とか言うだろう。
だけど、休職できる会社ばかりじゃないし、休職しても復職することを考えると、精神的にキツいんじゃないだろうか?
そういえば、以前スゴイ話を別の本で読んだ。うつ病で自宅療養していたダンナに「ご飯がまずい」と文句を言われ、カッとなった奥さんが、カップ麺をダンナに投げつけ「あんたなんか、これで十分」と捨てゼリフを残して外出したら、ダンナがマンションから飛び降り自殺したという話があった。実話です。
奥さんの気持ちわかるなぁ。労わらなくちゃという気持ちはあるが、医者に行く以外自宅で寝ているダンナにイライラが募るだろうし、休職期間が終わったら、この先どうなるんだろう?という不安もあるだろう。こういう事を考えると、細川貂々・望月昭夫妻は、まさにベストカップル。
この本の最後に、「結婚12年めにして子供ができました」という報告があった。おめでとう。おめでとう。おめでとう。
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