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群ようこの読書エッセイ。彼女は読書エッセイを数冊出しているが、これはちょっと毛色が変わっていて古典が取り扱われている。
私でも知っている有名なものを挙げると「御伽草子」「蜻蛉日記」「方丈記」「解体新書」「紫式部日記」「雨月物語」「風姿花伝」など。
さすがに「源氏物語」は入っていない。彼女は「全く自慢にならないが私は『源氏物語』を読んでいない」と書いている。
そういえば、彼女は大学時代の夏休み2ヶ月ほど渡米していたことがあり、そこで日本文学専攻のアメリカ人女子大生と出逢い、源氏物語の事をいろいろ尋ねられ答えられないので困った、という話を読んだ事がある。
群ようこが「日本人のほとんどは『源氏物語』を読んでいないよ」と言うと、その牛乳瓶の底のような分厚いメガネをかけたアメリカ人女子大生は「ナゼ日本人ハ、コンナニスバラシイ自国ノ文学ヲ読マナイノデスカ?」と詰め寄ったと言う。
そうだよねぇ。私も20歳ぐらいの時、円地文子の現代語訳「源氏物語」を読んだけど、まったくつまらなかった。雅やかさ、華やかさが全然なく、がっかりした。
人生の折り返し地点を、私はもう過ぎているが、死ぬまでに一度『源氏物語』を原文で読まなくっちゃ、と強迫観念にとらわれています。
私でも知っている有名なものを挙げると「御伽草子」「蜻蛉日記」「方丈記」「解体新書」「紫式部日記」「雨月物語」「風姿花伝」など。
さすがに「源氏物語」は入っていない。彼女は「全く自慢にならないが私は『源氏物語』を読んでいない」と書いている。
そういえば、彼女は大学時代の夏休み2ヶ月ほど渡米していたことがあり、そこで日本文学専攻のアメリカ人女子大生と出逢い、源氏物語の事をいろいろ尋ねられ答えられないので困った、という話を読んだ事がある。
群ようこが「日本人のほとんどは『源氏物語』を読んでいないよ」と言うと、その牛乳瓶の底のような分厚いメガネをかけたアメリカ人女子大生は「ナゼ日本人ハ、コンナニスバラシイ自国ノ文学ヲ読マナイノデスカ?」と詰め寄ったと言う。
そうだよねぇ。私も20歳ぐらいの時、円地文子の現代語訳「源氏物語」を読んだけど、まったくつまらなかった。雅やかさ、華やかさが全然なく、がっかりした。
人生の折り返し地点を、私はもう過ぎているが、死ぬまでに一度『源氏物語』を原文で読まなくっちゃ、と強迫観念にとらわれています。
源氏物語は瀬戸内寂聴の現代語訳を高校の時、読んだだけです。
学校の授業や予備校の講義では部分的に原文読みをやりましたけど、なかなか全て原文で読むというのは難しいですね……。
やっぱり、どっかの市民講座か何かを利用するのが一番現実的ですね。
瀬戸内寂聴にしても円地文子にしても、戦前に女学校で教育を受けた人で、文学に興味があった人は、自分で古典を読めたわけでしょう?
本当にたいしたものですね。
一つ一つのエピソードが、何度も推敲を重ねて完成させた感じのものではないので、理解しがたいものがありいまいち面白くないし、ちょっと辛かったなあ~。
ただ、数年前に源氏物語ゆかりの土地を巡る機会がありまして、やっぱ古典の世界もいいなあ~とか思ったり。
大和和紀『あさきゆめみし』は秀作だと思うなぁ。ああいったもので基礎的な知識を得てから読まないと、古典なんて歯が立たないですよ。
山口瞳が「読書とは古典を読むことだ」と何かのエッセイで書いていましたが、なかなか読めないですよね。
もうまったく記憶がなかったりして……
久しぶりに読んでみようかな、と思ったりする今日この頃です。