財界の大物が引退し、北の果てに奇妙な建物をたて隠居した。5度ほど傾斜している斜め屋敷とその隣の斜塔。
クリスマスに客を招き賑わっていたその屋敷で、2夜連続の不可解殺人がおこる。
助手、石岡を引き連れ、御手洗潔登場!!!
犯人の見当はすぐつくが、殺人のトリックが分からない。最後にタネあかしされる。確かに不可能ではないだろうが、そんなにうまくいくだろうか?とも思うが、なかなか凝ったトリック。
奇妙な屋敷や等身大の不気味な人形が出てくるので、少し「黒死館殺人事件」を思い出したりするが、御手洗と石岡が登場すると一気にコメディになっちゃうのよね。
吉本のステージに立っていても、なんの違和感も無いだろうこの2人。
読んでいて一番胸がドキドキしてくるのは、トリックでもなければ殺害現場の描写でもない。
斜め屋敷と隣の斜塔にかかる『跳ね橋』(中世ヨーロッパのお城によく出てくる上げ下ろしできるヤツ)
斜塔の最上階に部屋はあるが、地面から斜塔に入る入り口は無く、斜め屋敷の3Fから扉に見える階段橋を倒して斜塔側にひっかけ行かなくてはならない。
いくら手すりが付いているからとはいえ、これは怖い!!
天気の良いポカポカした日ならともかく、真冬の夜雪が降る中、とうてい渡れないよ。突風でも吹いたらどうする?すぐに転落死です。
小説の中で、招待客が渡る場面がありますが、私は勧められてもゼッタイ渡らないですね。
クリスマスに客を招き賑わっていたその屋敷で、2夜連続の不可解殺人がおこる。
助手、石岡を引き連れ、御手洗潔登場!!!
犯人の見当はすぐつくが、殺人のトリックが分からない。最後にタネあかしされる。確かに不可能ではないだろうが、そんなにうまくいくだろうか?とも思うが、なかなか凝ったトリック。
奇妙な屋敷や等身大の不気味な人形が出てくるので、少し「黒死館殺人事件」を思い出したりするが、御手洗と石岡が登場すると一気にコメディになっちゃうのよね。
吉本のステージに立っていても、なんの違和感も無いだろうこの2人。
読んでいて一番胸がドキドキしてくるのは、トリックでもなければ殺害現場の描写でもない。
斜め屋敷と隣の斜塔にかかる『跳ね橋』(中世ヨーロッパのお城によく出てくる上げ下ろしできるヤツ)
斜塔の最上階に部屋はあるが、地面から斜塔に入る入り口は無く、斜め屋敷の3Fから扉に見える階段橋を倒して斜塔側にひっかけ行かなくてはならない。
いくら手すりが付いているからとはいえ、これは怖い!!
天気の良いポカポカした日ならともかく、真冬の夜雪が降る中、とうてい渡れないよ。突風でも吹いたらどうする?すぐに転落死です。
小説の中で、招待客が渡る場面がありますが、私は勧められてもゼッタイ渡らないですね。
確かに登場してからの御手洗の言動はすごかったです。この作品の御手洗・石岡コンビの掛け合い漫才が一番面白い。ああ。良い時代でしたね。
前にも書いたけど、今は御手洗が偉くなりすぎちゃって、会話のキャッチボール的面白さがないものね。
僕は館物 好きだから、結構楽しく読むことが出来ました。
なかなか御手洗が登場しなくて どうしたんだろう と思ってたら作品の中盤あたりで、やっと登場しましたね。
登場してからは凄かったですよね。
御手洗の言動が。
ゴーレムの人形に洋服や帽子を着せるシーンは面白かった~。
トリックも大掛かりで良かったですし。
若干 強引過ぎる感じは、しますけど。
確かに、跳ね橋を渡るのは怖いなぁと僕も思っていました(笑)
私は逆に、2~3階くらいの高さが怖いです。
落ちると確実に死ぬ!という高さならいいのですけどね~。(痛いのヤダ)
狭くて危険!みたいな橋とか、渡りたくてムラムラします。
危ないことって、結構してみたくなるじゃないですかー。(死ね)
でも、制作費がべらぼうにかかるでしょうね。
だから、CGなんかで、映像化してもらいたいです。アニメでもいい。
そう言えば前住んでたマンションは、廊下が建物の周りを巡ってて、吹きっさらしだったんですよねえ。五階だったんですが、最初はなんか怖かったなあ。そのうちさすがに慣れましたが(笑)。
喜国雅彦のギャグマンガに、ミステリで村おこしをするために小栗の黒死館を建てる、ってのがあったなあ(笑)。
高い所、だめですね。『跳ね橋』にもドキドキしましたが、斜塔の『回廊』にもドキドキしました。
もっと大きな建物でガラスがはめ込まれているならともかく、小さな塔の吹きっさらしの回廊って怖いですよ。
誰か、島田荘司ファンの金持ちが『斜め屋敷』を建ててくれないかなぁ。
この作品は、御手洗のボケ具合がいいですよね!(笑)
keiさん、もしかして高所ダメですか?