とても雰囲気のある秀作。『眠りの森の美女』や、ルパン3世の『カリオストロの城』を思い出した。
鎌倉の森にたたずむ洋館『時計館』。10年前、主の14才の娘が死んでから、自殺、事故死、病死と次々と不幸がその一家を襲う。
その不吉な時計館に取り付いている霊たちと交信しようと、霊能者、大学の超常現象研究会のメンバー、雑誌編集者たちが交霊会をおこなうが、その後霊能者が行方不明になってしまう。
残った人々も館に閉じ込められてしまう。
そして、連続殺人劇の幕は切って落とされた。
『十角館の殺人』でも強く感じたが、館に閉じ込められた人たちって、どうしてまず飲食物に注意を払わないんだろうか? 午前0時に寝て、全員が翌日の午後以降目覚めるなんて、どう考えてもおかしい。
普通だったら、一服盛られていると疑う人がいるだろうに。
また、こんな凝った屋敷を建てた時計会社社長なんだから、隠し部屋や、秘密の通路があって当然と思うが、あらかた殺人が実行された後で、やっとそれに気づくのも不自然。
それに、いくら弱い睡眠薬を飲まされ体調が悪いといっても、若い成人男女がそろっているんだから犯人を返り討ちにする可能性も大きいだろうに、皆あっけなくやられていく。
文句ばかり書いたが、とても大掛かりなトリックが使われていて、なぜこんな窓の無い半地下の建物を作ったのか、最後にその謎が解き明かされる。
館シリーズを皆読んだ訳ではないが、その中でも優れているのではないだろうか?
鎌倉の森にたたずむ洋館『時計館』。10年前、主の14才の娘が死んでから、自殺、事故死、病死と次々と不幸がその一家を襲う。
その不吉な時計館に取り付いている霊たちと交信しようと、霊能者、大学の超常現象研究会のメンバー、雑誌編集者たちが交霊会をおこなうが、その後霊能者が行方不明になってしまう。
残った人々も館に閉じ込められてしまう。
そして、連続殺人劇の幕は切って落とされた。
『十角館の殺人』でも強く感じたが、館に閉じ込められた人たちって、どうしてまず飲食物に注意を払わないんだろうか? 午前0時に寝て、全員が翌日の午後以降目覚めるなんて、どう考えてもおかしい。
普通だったら、一服盛られていると疑う人がいるだろうに。
また、こんな凝った屋敷を建てた時計会社社長なんだから、隠し部屋や、秘密の通路があって当然と思うが、あらかた殺人が実行された後で、やっとそれに気づくのも不自然。
それに、いくら弱い睡眠薬を飲まされ体調が悪いといっても、若い成人男女がそろっているんだから犯人を返り討ちにする可能性も大きいだろうに、皆あっけなくやられていく。
文句ばかり書いたが、とても大掛かりなトリックが使われていて、なぜこんな窓の無い半地下の建物を作ったのか、最後にその謎が解き明かされる。
館シリーズを皆読んだ訳ではないが、その中でも優れているのではないだろうか?
4つともしたら、何だか嫌がらせのようにもなるし。笑
「時計館」は割りと好きな話です。
でも、違和感がありまくりで、
大掛かりであるトリックがバレ易いのでは・・??と思っちゃったり。
あと、「迷路館」とかも好きですね~。
窓の無い半地下の建物に10代半ばの女の子を閉じ込めるなんて、やっぱり酷ですよね。
かえって病気が進行するような気がします。
「迷路館」ですか?なかなか風情のある名前ですね。今度読んでみますね。
この作品は面白かったですね~。
雰囲気がありますね。怪しげで幻想的な感じで…。
ラストに どんでん返しがあって それもいいですね。
館シリーズの中でもトップクラスのクオリティじぁないでしょうか。
僕は 館シリーズの中では、この作品と デビュー作の「十角館~」が好きです。
余談ですが、この作品読んだ後 「どんどん橋落ちた」を読んだんですが、あの作品は案外だったです…。
しかし、こんなお屋敷を維持しようと思うと、使用人が5~6人は必要ではないでしょうか?
館シリーズに出てくるお屋敷は、お城といってもいいほど広いのに、使用人が少なすぎると、どうでもいいコトを不思議がっています。
「どんどん橋落ちた」は、別の意味であっと驚きますよね。やられた…という感じです。