たかさんがブログに紹介していて、面白そうだったので、私も読んでみる。
私は、法月綸太郎シリーズが結構好き! 探偵役の綸太郎ではなく、お父さんの法月警視が好きなのだ。そういう所はエラリー・クイーン父子と同じ。
法月綸太郎のデビューの頃は、カチッとした本格的なパズルが多かったけど、最近はストーリーに凝って、面白く読めるものが多い。そうだよね。ド本格なんて、そうそう書けないよ。
この「キングを探せ」では、交換殺人がテーマ。
殺しのターゲットは4人。つまり、どうしても殺したい相手がいる殺人者たちが4人。
2人の交換殺人よりも、4人でシャッフルした交換殺人の方がバレにくいはずだけど、4人が皆、ハートが強いというわけじゃない。
はずみで人を殺してしまった、あるいは強い恨みがある、そういう場合でもない限り、人を殺すなんてなかなか出来ないよ。
当然ながら脱落者が出る。「この事は誰にも言わないから、僕はもうこの件から手を引きたい」って泣いたって、最初の殺人はもう実行されているのだ。自分で勝手にやめることはできない。
しかしなぁ…この4件の殺人が成功したとしても、自分以外の3人と秘密を共有していることになる。つまり、3人の脅迫者ができる可能性があるのだ。
犯行当時は、もうこれで見知らずの他人になろうと決めたとしても…10年後20年後、人生で成功すればするほど、脅迫者の存在に怯えなければならない。
そういったリスクを負ってまで、交換殺人をやろうと思うだろうか?
自分の事は自分でやりましょう。
私は、法月綸太郎シリーズが結構好き! 探偵役の綸太郎ではなく、お父さんの法月警視が好きなのだ。そういう所はエラリー・クイーン父子と同じ。
法月綸太郎のデビューの頃は、カチッとした本格的なパズルが多かったけど、最近はストーリーに凝って、面白く読めるものが多い。そうだよね。ド本格なんて、そうそう書けないよ。
この「キングを探せ」では、交換殺人がテーマ。
殺しのターゲットは4人。つまり、どうしても殺したい相手がいる殺人者たちが4人。
2人の交換殺人よりも、4人でシャッフルした交換殺人の方がバレにくいはずだけど、4人が皆、ハートが強いというわけじゃない。
はずみで人を殺してしまった、あるいは強い恨みがある、そういう場合でもない限り、人を殺すなんてなかなか出来ないよ。
当然ながら脱落者が出る。「この事は誰にも言わないから、僕はもうこの件から手を引きたい」って泣いたって、最初の殺人はもう実行されているのだ。自分で勝手にやめることはできない。
しかしなぁ…この4件の殺人が成功したとしても、自分以外の3人と秘密を共有していることになる。つまり、3人の脅迫者ができる可能性があるのだ。
犯行当時は、もうこれで見知らずの他人になろうと決めたとしても…10年後20年後、人生で成功すればするほど、脅迫者の存在に怯えなければならない。
そういったリスクを負ってまで、交換殺人をやろうと思うだろうか?
自分の事は自分でやりましょう。
法月は、やはりパズラー要素が強いんじゃないかなあ? この作品も、倫太郎の推理・思考過程が読みどころになってるし。そういう意味では、演出面がちと弱いかな? と(^^;。個人的には。もっと派手な展開が好みなので!(笑)
確かに、綸太郎の推理・思考過程が読みどころとなってますね。私はそこら辺を、斜めに読み飛ばしますが。
この「キングを探せ」には、お父さんの法月警視が沢山出てきて、満足です。
「生首にきいてみろ」も秀作ですが、お父さん、あんまり出てこないから、面白さは半減。