奈良エリート少年自宅放火の真実…というサブタイトルがついている。
2006年6月、高校1年生男子が父親からのたび重なる暴力と勉強の強要から逃れようと、自宅に放火して家出。結果として母・弟・妹を焼死させるという痛ましい事件が起こった。
このノンフィクションについては、少年Aの供述調書が流出し、逮捕者まで出た事は記憶に新しい。また、少年法の観点から問題ありとして、取り扱っていない図書館もあるそうだが、私の通っている図書館では貸し出していた。
一読して、少年Aに不利な事が書いてあるとか、彼の更生の妨げになる記事があるとかは、全く感じられない。
ただ、家庭内の事がすごく踏み込んであるので、父親やその親族はイヤだろうなと想像する。
それにしてもこの父親、本当に病的な暴力癖である。勤務先の病院では、とても親切で優しいお医者さんという話だが、家の中では恐ろしい暴君。
かっとなると妻や子どもに見境なく手をあげる。
少年Aの担任の先生などをまじえて「暴力は振るわない」という申し合わせをするのだが、守られた事は無い。
前妻とは暴力が原因で離婚し、現在の妻(焼死した奥さん)も、夫の暴力に耐えかね実家に帰ったことがあるそうだ。
ドメスティックバイオレンスという言葉を知らない訳は無いだろうに。自分はおかしいんじゃないか?と自問自答したことはないんだろうか?
この事件は少年Aの、というよりこの父親の引き起こした事件である。確かに少年Aに対して真摯な愛情を持っていたことは事実だが、だからといって殴りつけて勉強させていい訳ではない。
しかし、この父親も自分の母親から暴力を受けて勉強させられていたようだ。
暴力の負の連鎖ということなんだろう。
2006年6月、高校1年生男子が父親からのたび重なる暴力と勉強の強要から逃れようと、自宅に放火して家出。結果として母・弟・妹を焼死させるという痛ましい事件が起こった。
このノンフィクションについては、少年Aの供述調書が流出し、逮捕者まで出た事は記憶に新しい。また、少年法の観点から問題ありとして、取り扱っていない図書館もあるそうだが、私の通っている図書館では貸し出していた。
一読して、少年Aに不利な事が書いてあるとか、彼の更生の妨げになる記事があるとかは、全く感じられない。
ただ、家庭内の事がすごく踏み込んであるので、父親やその親族はイヤだろうなと想像する。
それにしてもこの父親、本当に病的な暴力癖である。勤務先の病院では、とても親切で優しいお医者さんという話だが、家の中では恐ろしい暴君。
かっとなると妻や子どもに見境なく手をあげる。
少年Aの担任の先生などをまじえて「暴力は振るわない」という申し合わせをするのだが、守られた事は無い。
前妻とは暴力が原因で離婚し、現在の妻(焼死した奥さん)も、夫の暴力に耐えかね実家に帰ったことがあるそうだ。
ドメスティックバイオレンスという言葉を知らない訳は無いだろうに。自分はおかしいんじゃないか?と自問自答したことはないんだろうか?
この事件は少年Aの、というよりこの父親の引き起こした事件である。確かに少年Aに対して真摯な愛情を持っていたことは事実だが、だからといって殴りつけて勉強させていい訳ではない。
しかし、この父親も自分の母親から暴力を受けて勉強させられていたようだ。
暴力の負の連鎖ということなんだろう。
逮捕された鑑定医が、鑑定書に病気だと書いたからこそ、少年は3人を殺しているのに、検察官送致ではなく、一般の少年として、少年院で更生の教育を受ける事ができた。
いわゆる命の恩人を刑事告訴するとは、この父親、どうかしているのではないか。
自分が医者なら分かるはず。こんな父親に育てられた少年は可哀想だが、仕方ない。
それより、この鑑定医が可哀想である。弁護士は何をしているのかかなあ。こんな父親が告訴していいのだろうか。