ナポレオンと言われて最初に高級なお酒のボトルを
浮かべてしまう私ですが、
皆様もご存知のようにナポレオンは、
世界史の教科書に登場する超有名な人物で
いくつかの名言を残しています。
その名言の中で特に私が印象的だったのが
「上手く行くことを望むのなら自分でやりたまえ。」
「我輩の辞書に不可能という文字はない。」
「最も危険な瞬間は、勝利と共に訪れる。」
ナポレオンは、最終的に多くの国を敵に回して戦いに敗れ、
イギリス政府によって南大西洋の孤島セントヘレナ島に幽閉され
そこで没することに。
そのフランスの英雄ナポレオンの最初の妻となった
ジョセフィーヌとの結婚初夜に
ちょっとしたハプニングが起きました。
ベッドの中にジョセフィーヌの愛犬が割り込んできて
ナポレオンのふくらはぎに「カプッ」。
これって愛犬が嫉妬したと言うよりも、
愛おしい飼い主が虐められていると感じて
それを止めさせようとしたのではないかと思います。
喧嘩をする二人の間に飼い犬が割って入り
喧嘩を止めようとするのは珍しいことではないですからね。
ナポレオンとジョセフィーヌの関係は興味深く、
ナポレオンは、ジョセフィーヌにぞっこんだったようですが、
ジョセフィーヌと言う女性は、
ナポレオンにはさほど興味がなかったようで
結婚後も次々と浮気をしていました。
ジョセフィーヌの度々の浮気と或る出来事があり、
さすがのナポレオンも離婚を決意したのですが、
ジョセフィーヌの二人の連れ子に離婚を止めるよう懇願され
離婚は思い留まります。
離婚は思い留まりますが、
その頃よりナポレオンの気持ちは他の女性にも向き始めます。
この離婚騒動の頃から
ジョセフィーヌはナポレオンを愛するようになります。
ナポレオンが自分を向いてくれている時は、
ナポレオンには興味が湧かず、自分の興味は他の男性に。
ナポレオンが他の女性に気持ちが向き始めると
ナポレオンに気持ちが向くって………。
振り向いてくれない男性が好きで、
振り向いてくれたら興味がなくなるって言っていた女性が
複数いましたがジョセフィーヌもそれと同じかもです。
「自分のような人間を好きだと言う人間は信用できない。」
と言う感じなのかもしれませんし、
幸せになることを怖がっているのかも知れません。
相手の気持ちが少し離れたことで
自分の本当の気持ちに気が付いたのかも知れませんし、
ただ自分の素直な気持ちを表すことが
恥ずかしいとか怖いだけなのかもしれません。
太陽のように暖かく明るい光で照らされるのは苦手で
月のようにやんわりと照らす光の方が
居心地が良いと感じているかのような女性はいますね。
太陽の光を好むナポレオンと、
月の光を好むジョセフィーヌとの恋愛は上手くいかず、
結局は離婚となるのですが、
二人は離婚後も良き相談相手として関係は続いていて
その二人の関係は、ナポレオンの新しい妻が嫉妬する程の
仲良き関係であったようです。
ナポレオン・ボナパルトの最後の言葉は、
「フランス、陸軍、陸軍総帥、ジョセフィーヌ………。」で
ジョセフィーヌの最後の言葉が、
「ボナパルト、ローマ王、エルバ島………。」だったそうです。
観ている人をもどかしくさせる
相思相愛の二人が真に結ばれない映画のような関係が
二人の関係において一番幸せを感じることが出来たんだと思いたい。
