2019年5月、視聴率22%、平均視聴者数が約100万人、
イギリスのお昼の人気番組に出演した
スティーヴン・ダイヤモンドさん63歳が
死亡しているのが発見されました。
ダイヤモンドさんは番組の不倫を扱うコーナーに出演した際に
うそ発見器がダイヤモンドさんの浮気を示す反応したことで
婚約者は、ダイヤモンドさんとの関係を
一週間前に解消していたことが分かりました。
浮気をしていたであろうダイヤモンドさんが
この番組出演に応募するはずもないので
応募したのは元婚約者が応募したのだと思います。
元婚約者がダイヤモンドさんの日頃の行動から
疑わしさを感じていて直接問い正すよりも
番組に出演した方が真実がハッキリすると思ったのかも知れません。
番組に出演したことで元婚約者の女性は、
モヤモヤした疑いを持ったまま結婚せずにすんだのですが、
ダイヤモンドさんは視聴者100万人に不誠実な男性として
顔をさらすことになりました。
ダイヤモンドさんの死に対して元婚約者は
責任を感じる必要はないと思いますが、
浮気発覚が番組でなければ、
男性は婚約解消で落ち込むことがあったとしても
その後の結果は、また違ったものになっていたかも知れません。
私達は、知らないで良いことは知らないままで、
見ないで良いことは見ずにしておく方が良い場合があります。
人間は神じゃないので何もかも素晴らしい人などいないので
とことん知ろうとしたり全てを把握しようとし過ぎると
二人の間に渡された頑丈な石橋も壊れてしまいかねません。
5月12日に死去された漫画家のジョージ秋山氏の
作品「浮浪雲」の何話かの中で、
お殿様から浮浪雲が良い政治について相談された際に、
四角い入れ物にビッシリと入った豆腐を
丸いお玉で掬いとることが大事と答えたのですが、
人間関係も同じようなものではないかと思うのです。
ジョージ秋山氏のご冥福をお祈り申し上げます。