心の扉 神戸カウンセリング花時計

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国際結婚

2020年07月25日 | 雑感・愚見

日本で外国人との結婚許可の布告が出されたのは、

1873年(明治6年)3月14日で、

国際結婚の第一号は、長州藩士だった南貞介氏24歳で、

あの長州藩の尊王攘夷の志士で奇兵隊等を創設し

幕末に活躍した高杉晋作の従弟なんだそうです。

 

ちなみに3月14日は国際結婚の日となっています。

 

南貞介氏は、イギリスでアメリカ人が営む銀行の

子会社の株主となり同時に取締役になります。

その頃に知り合った英国人女性のイライザ・ピットマンと

英国滞在中に結婚しました。

 

しかし、明治16年に2人は離婚してイライザはイギリスに帰国します。

離婚理由は、何と何と妻のイライザの暴力です。

夫が妻に暴力を振るったのではないんです。逆です。

驚きの妻のイライザの度を越した暴力が離婚理由だそうです。

 

残された書簡によると、

イライザは、私の父や伯父、母や兄弟にも残虐無礼で、

 家族と一緒に私もイライザから暴力を数回受けたことがあって

 手足に傷を負わせることも重なり、

 明治15年には日本刀で斬りかかってきたので

 必死になって逃げた。

 

 法に訴えようとしたところ

 イギリス人の親友が仲裁に入ってくれて

 もう二度と暴力はふるわないという誓約書をとったけれども

 一か月もしない内に殆ど同じようなことをやらかしたので

 離縁すると宣言した。

 

もう南貞介氏と親族は、イライザにボコボコにされてますやん。

妻のイライザが日本刀で斬りかかってきた部分なんて

もう無茶苦茶ですね。

 

江戸時代の薫りが残っていた明治時代、

イライザの夫は、元士族の家柄の南貞介氏。

 

江戸時代が終わり明治の新時代となっても

まだまだ殆どの日本の家族のスタイルは、

家長の夫に妻は従い、夫を支えるという価値観が多かったはずとの

私のイメージは、ただの思い込みだった?

 

男尊女卑って何? 元士族の男性がそうなんですから

もしかしたら必殺仕置き人の中村主水のように

江戸時代の頃から男性は女性に対して弱い立場であった人も

少なくなかったのかもね。

 

国際結婚の日というロマンチックな記念日の影には

とんでもない現実が隠れていたのには驚かされました。

 

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