私達は、その時の気持ちに合わせた姿勢や行動をし、
言葉遣いや表情もまた同じです。
しかし、
私たちは、本当は悲しいのに平気なふりをしたり、
本当は怖いのに不安なのに平気なふりをしたり、
強がったりすることが出来ることを思い起こしてみれば、
自分の気持ちと
姿勢や行動、言葉遣いや表情は関連はしているものの
一体のものではないと分かります。
そして、ものによっては
平気なふりをしたり、強がっているうちに
ふりでしかなかったものが
本物になることが多々あります。
逆もそうで
本人は、十分対処できるだけのものを持ち合わせているのに
怖い気持ちや不安なのだからと
姿勢や行動、言葉遣いや表情を追随させていると
持ち合わせている能力を発揮できなかったり、
悲しみや苦しさに
圧し掛かられてしまったりすることがあります。
ですから
不適応な言語や非言語を使用していると
本来は幸せな気持ちを体感できるはずなのに
不満足や不幸な気持ちを体感するといった
不要なことを自分にもたらしてしまいます。
ただ、どんな場合にも
言語や非言語をポジティブなものにすれば良いのではなく
その感情や気持ちが適切なるものなら、
しっかりと怖がり、しっかりと悲しむことも必要です。
そのことによって真の危険から自分を守り、
悲しみから自分の心を癒してくれます。