心の扉 神戸カウンセリング花時計

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根来寺

2019年05月23日 | 名所巡り(和歌山)

粉河寺の次に私達が向かったのは、根来寺です。

戦国時代において根来寺は、

鉄砲で武装した強烈な僧兵を有して、

雑賀衆と共に歴史にその名を遺しています。

 

 

 

新義真言宗 総本山 根来寺 

大門【県指定文化財】

 

大門は、1850年に再建されたもので

高さ16.88m 横幅17.63m 奥行6m。

京都平安神宮の大鳥居のように

入山受付所からそこそこ離れた場所に建築されていて、

その当時の広い敷地と権勢を感じ取れます。

 

 

 

大門前の不動明王像

 

 

 

 

左右に仁王像、上層には釈迦三尊と十六羅漢像が安置されています。

それにしても立派な門です。

 

 

 

大門 仁王像

 

 

 

 

 

 

新義真言宗 総本山 根来寺石標

 

室町時代になると根来寺は、院九十八、僧坊二千七百、

寺領七十二万石僧兵一万余を擁する一大勢力となり、

門前町は商工業の町となり

漆器や鍛冶の職人が集住するようになります。

 

根来の僧侶は、熊野船に乗って

紀州と種子島との航路を往来し商業取引を盛んに行うなかで

種子島の島主から得た鉄砲一丁を根来に持ち帰り、

驚くことに翌年には紀州第一号の鉄砲が誕生しました。

 

鉄砲の生産を産業化し、根来衆は武装化を推し進め、

新兵器の鉄砲に練達した傭兵集団として各地の大名に雇われ

戦に出るようにもなり、根来寺一帯は城塞化が進められ、

五メートルの濠を設けた西山城を造営するまでになりました。

 

 

 

根来寺 境内

 

サツキ?ツツジ?が境内の参道を彩ります。

 

 

 

鐘楼門

 

 

 

聖天池と聖天堂と行者堂

 

すんばらしい景観。この聖天池の景観が

名勝庭園の指定を受けているとの情報があるのですが、

根来寺のホームページでは特に記載がないので混乱しています。

 

 

 

 

名勝に指定されていようがいまいが、

この景観は、根来寺の見逃し厳禁の場所です。

 

 

 

手水舎

 

 

 

光明真言殿(光明殿)

 

1804年に落慶し、

開山興教大師覚鑁のご尊像を安置しています。

 

 

 

 

光明殿正面外から御堂内を拝見することが出来ますが、

光明殿の中に足を踏み入れることが出来るので、

ここは後の楽しみとします。

 

 

 

 

 

 

本坊・寺務所

 

住職が住む建物であり、根来寺の寺務を総括する場所で、

ここから「光明殿」「行者堂」「聖天堂」、

そして、私達の第一のお目当ての

名勝「根来寺庭園」を拝観することが出来ます。

 

 

 

根来寺庭園 【国指定名勝】

 

名勝庭園の指定を受けている根来寺庭園は、

自然の滝と池を取り入れた

池泉式蓬莱庭園の池庭(江戸時代作庭)と

枯山水の平庭(江戸時代作庭)で構成されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名草御殿

 

 

 

 

 

 

 

御殿の縁側に腰を下ろして名勝庭園を鑑賞。

 

 

 

滝と池庭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光明殿

 

 

 

名草御殿

 

 

 

 

根来寺庭園は、コンパクトでまとまりがある綺麗な庭園です。

江戸時代に作庭されたとのことですが、

平成に作庭されたと言われても違和感がありません。

 

 

 

光明殿

 

開山興教大師覚鑁のご尊像を安置し、

左右には歴代藩主・座主の位牌を始め信徒の位牌が祀られています。

 

 

 

光明殿と行者堂を結ぶ廊下

 

 

 

 

廊下の一角にあった井戸?

 

 

 

行者堂内

 

役行者を祀りするお堂で、仏法興隆のための行場となっています。

 

 

 

聖天堂から観る聖天池

 

 

 

聖天堂内

 

聖天尊をお祀りするお堂。

 

名勝庭園のあるエリアから

国宝の大塔があるエリアへ向かいます。

二つのエリアの境には、小さな門があります。

 

 

 

大師堂【重要文化財】

 

真言宗を開宗された弘法大師・空海像を

本尊として祀られています。

 

 

 

大塔【国宝】と大伝法堂

 

 

 

大塔【国宝】

 

本尊・胎蔵大日如来。高さ40m、幅15mの

木造では日本最大の多宝塔です。

 

この国宝指定されている大塔の大きさと迫力はかなりのもので、

見た瞬間に「oh my God!」と声が出てしまいました。

 

 

 

 

 

大塔の規模は、高野山の根本大塔(鉄筋コンクリート製)に

匹敵する位の大きさで、大塔の内部は12本の柱が円形に立ち、

そのなかに四天柱が立っていて、

国宝の大塔内に入って参拝できます。

 

また大塔内には、秀吉に攻められた際の

火縄銃の弾痕が残されています。

 

 

 

 

広々とした敷地に巨大な二つの建築物、

大塔【国宝】と大伝法堂。

 

名勝庭園のあるエリアと大塔エリアとは

雰囲気がガラリと変わります。

 

 

 

手水鉢

 

 

 

大伝法堂(本堂)

 

根來寺の本堂で、本尊は大日如来、

脇仏は金剛薩埵(こんごうさった)、

尊勝仏頂(そんしょうぶっちょう)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の院

 

 

 

興教(こうぎょう)大師・覚鑁(かくばん)上人の御廟所

石標から御廟所までの参道は、

高野山の奥の院の雰囲気と似ていました。

開山の覚鑁(興教大師)は、

元々高野山の僧侶のようなので似ても不思議ではないですね。

 

 

 

 

 

 

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