仁和寺 中門
仁和寺 御室桜苑【国指定名勝】
有難いことに名勝指定『御室桜苑』には、
まだ数多くの花びらが残っていました。
国の指定名勝を受けている桜だとしても
樹高の低い桜なので一般的な桜よりも
豪華さ、華やかさに欠けるだろうと
勝手に思っていたのですが、
これが凄かった!素晴らしかった!
御室桜苑の園路に一歩足を踏み入れると
密集した桜の花びらの中に
ダイブしているかのような感覚になります。
満開時期の『御室桜』に早くも興味津々。
緑色の苔の絨毯の上に
散り落ちたピンク色の花びら。
紅葉が散り落ちた様子を
散紅葉とか敷き紅葉とも言いますが、
桜が散り落ちた様子は、何と言うのだろうか。
春の風に促されて咲き、
春の風に促されて散り落ちていく。
久しく忘れていた記憶が
美しい花弁となって蘇り、
蘇った記憶が元の場所へとひらひらと
散り落ちるように戻っていく。
『御室桜』『観音堂』『五重塔)の三重奏が
春風に耳をすませば聞こえてきます。
御室桜の雲海から顔を覗かせる
仁和寺の五重塔。
仁和寺 五重塔【重要文化財】
1644年の建立の仁和寺の五重塔は、
総高36.18m。
色鮮やかなドレスを纏った仁和寺の五重塔が
拝観者をお出迎え。
観音堂と御室桜
観音堂【重要文化財】
ミツバツツジと観音堂
仁和寺の境内には、桜に負けじと
ミツバツツジが咲き誇ります。