2002年 イギリスの裁判所は
11歳から罪を重ね前科125犯になった
18歳の少女に商店街等の特定の場所に
今後5年間の接近禁止を命じ、
『危険人物』として実名も公開しました。
う~ん。
詳しいことは分からないのでなんですが、
11歳から18歳の7年間で前科125犯。
つまりは、重罪を犯していないのかな。
となると何度か紹介させて頂いている
クレプトマニアの可能性も有かなと。
クレプトマニアでないにしても
病的な犯罪行動と判断しても
間違いないと思われるので接近禁止命令や
実名公表で少女の行動を
止めてあげることが出来るのだろうか。
一度ある程度の長期に拘束をして
拘束下でしっかりと治療をしてあげた方が
良いように思うんですよね。
ただ本人が自分を変えたい気持ちが
しっかり無いと治療も糠に釘となるし、
中には、人を欺くことが上手な人がいるので
治療者が完全に騙されることもあります。
酷い場合は、
相手の納得する返答や態度を見せてから
全く話がなされていなかったの如く
後でひっくり返すことで
相手の心を折ったり、怒りを誘うことを
喜びとしている人がいたり、
他にも
治療者に気に入られようとするあまりに
治療者が喜ぶ返答や態度を取って
施療を終えてしまう人もいます。
本当の問題を施療のテーブルに
乗せてもらえないので
粘り強く施療を重ねながら
その環境を整えるしかないのですが、
なかなか難しいんですよね。
一段階目を突破して、二段階目も突破して
いよいよ問題の核心に近づけそうな所で
施療から離脱。
施療者も相談者も
施療を続けるか止めるかの権利を
互いに持っていますが、
施療を続けるかどうかは
相談者の自由意志となるので
色々と試みるのですが、
相談者に止める判断をされると
それまでになります。
色々な試みが功を奏して
上手くいって効果を上げることもあったり、
殆どと言って問題の核心に
近づけさせてくれない人もいたりするので
どんな人も、どんな悩みや問題でも
少ない施療回数で解決なんて
口が裂けても言えないんですよね。
前科125犯のイギリスの少女は、
何度も程よい痛い目を繰り返す内に
自分を変えなければとの気持ちを
20歳までには発芽して欲しいと
願うばかりです。