日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

プロよりも高校生?

2006-08-20 22:30:32 | スポーツ
今日、高校野球の決勝戦が行われた。
1対1のスコアーのまま延長線。
それでも決着がつかず、明日再試合になったようだ。
投手戦という試合だったようだが、この夏の大会はホームランと逆転につぐ逆転という試合が目立っている。
普段、野球観戦には興味の無い私でも、プロ顔負けの試合が続いているという印象を持っている。
時折スポーツニュースで見るプロ野球の試合のほうが・・・という時があるほどだ。

先週末あたりから、この夏の高校野球の分析などがテレビのスポーツ番組でされている。
高校球児の体躯がよくなったことなどが、その背景にあるようだ。
とすれば・・・プロ野球の選手たちって?と思ってしまうところが無い訳ではない。
もう一つ気になるのは、出場校の選手たちの出身中学。
強豪校といわれる高校の選手たちはもちろんだが、地方の初出場校なども地元中学出身者よりも、他府県出身者のほうが多いのではないだろうか?
「甲子園出場を目指して」というよりも、「甲子園でプレーすることを目指して」越境進学をしているコトが、想像できる。
その傾向は、だいぶ前からあったように思うし、野球に限ったことでもないだろう。

少子化により、本年度の大学入試から「全入時代に入る」と言われている。
もちろん、自分の希望する大学に全員入学できる訳ではないが、大学の定員人数>進学希望者という時代が、やってきているということだ。
高校について考えれば、その傾向はもっと強いはずだ。
だからこそ、学校の特色を打ち出す必要があり、それが学校経営を支えていることにも成っている。
その意味で、甲子園というのはよいPRの場ともなっているのだろう。
選手たちにとっては、「プロへの登竜門としての甲子園」なのか?

高校生より見劣りするプロの試合って???