日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

おかしくなりはじめた?日本のビジネス

2006-08-22 22:38:18 | ビジネス
「プロより高校生?」のエントリにコメントを下さったLAWとバットのkenji47さん、ありがとうございました。
確かに高校野球は、2週間余りの短期決戦。
だからこそ、あのような熱闘が出来たのかも知れません。
そして、プロのレベルとして1シーズン戦い貫く力は無い、ということも分かります。
でも、今のプロ野球を見てみるとチンタラとした試合が、余りにも多いような気がします。
プロとして、試合を観戦にきているお客様やテレビの視聴者に、魅力的な試合を見せているのだろうか?という疑問があります。
プロの選手にとっては、試合は日常的なモノかも知れませんが、その試合を観戦にきているお客様やテレビの視聴者にとっては、特別な試合だと思うのです。
そのような意識で毎試合できるのが、プロだと思うのですが・・・残念ながら、そんな試合はあまり無いような気がしています。

昨日のエントリ「焦りのあわられ?王子製紙」にコメントを下さった芳幸さん、ありがとうございます。
ただ、芳幸さんも思い違いをされているようなのですが・・・。
「龍声感冒」というのは、作家・村上龍氏の公式HPのタイトルですよね?
私は、一度も「龍声感冒」というサイトにアクセスをしたことがありません。
おそらく、同姓のほかの方だと思うのですが・・・。
村上氏については、1回だけ氏が司会をしている番組についての質問があったときに、拙ブログでお答えをさせて頂いただけですので、おそらく違う方だと思います。

今日、「みずほ証券が東京証券取引所に対して損害賠償請求」というニュースがあった。
これは、みずほ証券が以前「ジェイコム株の誤発注」をしたことに対する、損害賠償を請求ということのようなのだが、どこか違和感を感じせせる損害賠償請求という気がするのだ。
その請求金額も損失額とほぼ同じ額。

東京証券取引所のシステムにも、問題があったということが理由だとしても、元々は発注時の入力ミスだったはずだ。
その後、次々とイロイロな誤発注の事実が明らかになったが、その原因となっているのは証券取引所のシステム的問題ではなく、発注担当者のミスだったように記憶している。

個人での株取引の場合、たとえ誤発注をしたとしても「自己責任」で済まされてしまう。
昨今のデイトレブームで、株取引が一般化し手軽になったこともあり、個人の株取引で失敗する人も、決して少なくは無いだろう。
だからといって、個人が訴えたという話は聞いたことが無い。
個人はダメで、企業ならOKというのもおかしな話ではないか?
まぁ、個人の場合は「誤発注」ではなく、「取引判断のミス」ということになるのだろうけど。

このニュースを知った時、個人に対しては「自己責任」と言っておきながら、企業という単位になると「責任逃避」という感覚が蔓延し始めているようで、嫌な気分になった。
本当に、日本のビジネスは大丈夫なのだろうか?
その血液となる経済の一端を動かしている証券会社が、このようなことでは不安だらけだ。