日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

生き方もセンスが必要?

2006-08-06 22:20:52 | アラカルト
昨日のエントリにコメントを下さった、兵庫県の・・・さんありがとうございました。
「興行」という見方をすれば、先日のWBA亀田興毅の試合は成功なのだと思います。
多くのボクシングファンも、亀田興毅云々を言っている訳ではなく、テレビ番組の出来レースとか、審判に疑問を持っているということなのでしょう。
そのテレビ局についてトラックバックを下さったのが、100円でギャンブラー・・・さん。ありがとうございました。
一体どんなルートで、テレビ局の対応指示書が入手できたのでしょうか?
文面よりも、そちらのほうが気になりました。

今日は、広島に原爆投下されてから61年。
広島では、小泉首相などが出席して「平和式典」があった。
世界唯一の被爆国として、発せられるメッセージは今という時代、世界ではとても重要な意味を持っているのではないだろうか?

その式典の中心となる平記念和公園や原爆ドームの近くに、高層マンションが建設されていることが、話題になっている。
広島へは10年余り前、仕事で行ったことがある。
当時は、原爆ドームや平和記念公園周辺には、百貨店やオフィスビルといったものは、殆ど無かった。
まるで、そこで亡くなった人たちの鎮魂のために、避けているかのようだった。
それが、原爆ドームを見下ろすように高層マンションが建設され、全室完売御礼となっている。
「広島」という街のことを大切に思っている企業ではない、企業のビジネスということだろう。
地域開発にしても、マンションやオフィスビル建設などのビジネスだけではなく、住居選択にしても「センス」が問われているような気がする。

そして、今日の中日新聞朝刊にあった「東条英機の靖国合祀」の記事。
小泉さんは、「『不戦の誓い』として靖国参拝をしている」とのことだが、であれば同じ頻度以上に広島・長崎、沖縄など、戦地に赴くことなく犠牲になった普通の人たちを祀っているところへ行くという発想はないのだろうか?
今現在でも、全世界で起きている戦禍の最大の犠牲者は、兵士ではなく普通の生活を望む人たちであり、未来への夢をいっぱい持っている子供たちなのだ。
靖国神社に行くことが不戦の誓いではなく、先の大戦で犠牲になった人たちの慰霊にたてるべき誓いなのではないだろうか?

やはり「生き方のセンス」ということなのだろうか?