日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

人間の都合-子猫殺し-

2006-08-25 22:17:35 | 徒然
昨日、ニュースとして取り上げられた「子猫殺し」。
何でも、直木賞受賞の作家の方が移住先のタヒチ(直木賞などの文学賞を受賞すると、海外移住が出来るほど儲かるんですね~!?最初はこちらに驚きました)で、飼い猫が産んだ子猫を次々と崖に落とし殺していた。という。
ご本人が新聞連載しているエッセイで、書いていたらしい。
連載している日経を読んでいなかったのだ、エッセイそのものの内容は分からないのだが、決して気持ちの良い内容ではない。

取材などでのコメントなどを読んでみる限りでは、「本当は、自分が飼っている猫は可愛いけいど、生まれた子猫は可愛いと感じていないだけ」という気がするのだ。
「去勢をしたりするのは、人間の都合」だとか「生や死について考えたら・・・」と言っても、それは詭弁としか受け止めよううが無い。
それを受けてという訳ではないだろうが、今日小池環境大臣がコメントを出している。

ペットについては、イロイロな問題がある。
飼えなくなったペットを捨てたり、昨今のペットブームで「儲かる」という理由で安直にブリーダーやペットショップを開こうとしたが、現実の難しさを知り、餌を与えず置き去りにするというという事件も発生をしている。
どちらも身勝手な、人間の都合によるものだ。
野良猫や野良犬になって、行く先は保健所だということも十分承知なのに、「ぬいぐるみのような子猫や子犬の頃は可愛くて飼っていても、大きくなるとぬいぐるみのような可愛らしさは無くなり、動物らしさに飼う意欲が無くなる」ということだろうか?
それは何も、犬・猫だけではない。
珍しさが手伝って、一昔前なら考えられなかった動物まで、愛玩動物として扱われるようになってきている。

愛玩動物は、人の手が無くては生きてはいけない。
それが野生化すれば、それまでの自然のバランスを崩すことになる。
結局、行き着くところは「最後まで責任を持って飼えないなら、飼わない」という当たり前のことに落ち着くのだが・・・子猫を殺すことも、やはり都合なのではないか?