日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

コンビニで健康管理の時代?

2008-02-12 19:47:44 | トレンド
近所にあるサークルKサンクスに、大きな横幕が張り出してある。
「新しいキャンペーンだ・・・」と思って見ていると、なかなか興味深いキャンペーンだ。
その名も「THINK BODY 脱メタボ燃焼キャンペーン」
all Aboutとのジョイント・キャンペーンという事のようなのだが、これまでのコンビニ商品ラインナップから、健康志向の商品ラインとなっている。
キャンペーンサイトを見てみると、単なるキャンペーンなだけではなく、エクセサイズや健康管理を目的としたコンテンツもある。

これまで、コンビニお弁当というと「ハイカロリー」か「ガッツり系」というのが、定番だった。 
どちらかというと、男性が中心となるメニューのほうが多かったし、量も女性には多かったように思う。
そんな事もあり、コンビニ=メタボ促進的なイメージがあった(個人的偏見を含む)。
女性の場合、「お弁当+サラダ+デザート」というメニュー指向が強い。
サラダを足すのは、やはり健康(というよりダイエット)を意識しているからで、元々女性の場合「少量多品食」という傾向があった
女性のコンビニ・ランチメニューが、「おにぎり1ケ+サラダ(小)+デザート」になってしまうのはそのためだ。
総カロリーもある程度抑えられ、味のバラエティーに富んだお弁当というのが、本当は健康という面でも良いのかもしれない。
だが、コスト面を考えると現実的には無理だろうと考えていた。

コンビニ業界自体は、過当競争に突入したように言われている。
何よりも、コンビニ店そのものは家族経営の場合が多く、本部などからの営業支援や指導に頼るところが多いといわれている。
何よりも、コンビニの店頭に並ぶ商品に大差が無い。
そのため、「オリジナル」となる肉まんやから揚げ、おでんなどの暖かいメニューや、デザート、工場直送のお惣菜パンや菓子パンなどで差別化を図る必要があるのだ。
今回のキャンペーンは、それを一歩進めた内容だとも言えそうだ。

HPコンテンツに紹介されている、お弁当やお惣菜メニューというのはコンビニでの主力商品である。
考えてみれば、問題なのはコンビニメニューがメタボ促進メニューというわけではなく、上手にコンビニメニューを使えば、問題は無いのだ。
といっても女性としては、「少量多品食メニュー」お弁当が増えてくれれば嬉しいのだが・・・。