日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

有識者会議と官僚組織

2008-02-10 21:18:52 | 徒然
今日の毎日新聞WEBサイトに、福田首相:有識者会議を次々発足 「福田色」徐々に?という記事が掲載されている。
既に2つの有識者会議を立ち上げているようなのだが、この「有識者会議」って本当に必要なのだろうか?

前総理の安倍さんの時、この「有識者会議」について問題になったコトがあった。
会議内容が殆どないのに、常識では考えられないほどの経費がかかっていたのだ。
「無駄遣い内閣だった?安倍内閣」
福田さんと安倍さんが同じだとは思わないが、どうも最近偉い人が積極的に作る「有識者会議」というモノに、胡散臭さを感じ「結局、何をやったのか(国民が)成果もわからず終わってしまう『無駄遣い会議』なんじゃ・・・」と、疑ってしまうのだ。

ビジネス雑誌などでよく言われていることだが、「プロジェクトチーム」をやたらと立ち上げる時は、企業が巧くいっていない時だ。
会議ばかりに時間を割かれ、主だった成果も無いまま自然消滅的にウヤムヤになってしまうコトも多い。

福田さんは「官僚主導ではない、福田カラーを出したい」という思いなのかも知れないのだが、税金の無駄遣いだけはして欲しくない。
それでなくても、社会保険庁や特殊法人などの無駄遣い、道路特定財源といわれながら何故か道路公団職員のレクリエーション購入などに当てられてきたという、実績があるのだ。
「有識者会議」といっても、有識者のみなさんに払われるお金以上の費用として、省庁職員の経費として使われるのではないか?と、最初から疑うのは私だけではないだろう。

税収という収入を考え、「どうしても必要だ!」と生活者が思えるようなモノであれば、会議も必要だとは思うのだが、単なる官僚への牽制球的な目的だったり、福田さんの自己満足的なリーダーシップの表現であれば、考え直して欲しいと思うのだ。