日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

既に影が見え始めた?バイオエタノール・ビジネス

2008-08-22 18:37:37 | ビジネス
産経新聞のWEBサイトを見ていたら、影が差し始めたエタノール業界 黄金イメージやや後退という記事が、掲載されたいた。

現在主流となっている(?)バイオエタノールの原材料の多くは、穀物であることは既にご存知のことだろう。
そのため、本来であれば食品や飼料として使われるはずの穀物が、バイオエタノールの原材料として高値で取引されてきた。
それが、日本での食品の値上げの要因となった(もちろん、それだけではないのだが)。
しかし、この食品や飼料向け穀物のバイオエタノール原料への転用については、様々な批判あったことも確かなことだ。
その理由を、改めて述べる必要はないだろう。

ところが、その「バイオエタノール」生産に、翳りが見え始めたというのである。
しかしその理由が、気になってしまう。
拙ブログで何度かエントリをしているような「日本型MOTTAINAI・バイオエタノール」への転換のためではない。
皮肉なことに「クリーンエネルギー=環境に優しい」というイメージから、「穀物高騰の原因」という、悪いイメージをもたれるようになっきているということがあるようだ。
もちろんそれだけではないだろう。
むしろ、バイオエネルギーへの転換使用によって、市場がバイオエタノールの原材料である穀物を高騰させたために、安価に出来たはずのバイオエタノールを値上げることにもなりかねない状況となってきているようなのだ。
この騒動でホクホク顔だったはずの農家でさえ、生産量を増やす手間よりと引き取り価格が合わない(=儲けにならない)ということを、言い始めているようだ。
(そもそも、アメリカなどの大規模農業の場合「農地が枯れる」というコトはないのだろうか?と、農業音痴の私には疑問を持つのだ)

将来を見据えれば、化石エネルギーばかりに頼ることは難しいということは、分かっている。
次世代のエネルギーとして登場したはずの穀物を使ったバイオエタノールにも、様々な問題が指摘され、今回のようなコトが分かってきた。
太陽光発電や風力発電などの、自然エネルギーを利用したモノへの全面切り替えは現実的にはまだまだ難しい。
ここは「節エネルギー」に徹して、じっくりと次世代のエネルギーを考える必要がありそうだ。

それにしても、どうして日本政府は「日本型MOTTAINAI・バイオエタノール」を積極的に世界へアピールしないのだろう?





笑顔で頑張る女性たち

2008-08-22 12:07:09 | スポーツ
昨夜、北京オリンピック女子ソフトボールで、日本が優勝を決めた。
念願の金メダルを獲得したわけだが、「本当にお疲れ様、おめでとう」と言いたい。
上野投手は、2日間で3試合を投げぬくという力投。
コレには思わず、野球の星野監督も「上野が欲しい」と、言ったとか。

そして、同じく女子サッカーの3位決定戦も行われていた。
こちらは、残念な結果となったのだが、やはり「お疲れ様」と言いたい。
なでしこたちの頑張りに比べると、男子サッカーの不甲斐無さときたら・・・。
「プロです」というには、程遠いような試合。
結局前半途中まで見て、やめてしまうというテレビ観戦ばかりをしていた。
というのも、試合途中で「こんなサッカーやってたら、絶対!!勝てないよね~」というのが分かるような試合だったからだ。
とにかく、チームとしての覇気が感じられなかったのだ。
この傾向は、A代表にも見られるのだが・・・(涙)。

以前、元日本代表の北澤さんが「女子サッカーって、涙が出そうになるときがある」と、話していたことがある。
それは、とにかく一生懸命にボールを追い、チームメイトに声をかけあい、諦めない試合が多い、というコトだった。
私も数年前に、高校女子サッカーの全国大会の試合を観戦したことがあるのだが、良い意味で本当に仲が良いという印象を受けたことがある。
ソフトボールの選手たちのプレーを見ていても、同じような印象を受けた。

余りニュースにはなっていないのだが、カヌー女子カヤックでも日本女子チームが決勝進出を決めている。
こちらも楽しみだ。

彼女たちを見ていると、今の日本女性は「笑顔で頑張る」のだな~という気がしてくる。
このパワーを上手に使わないのは、日本の社会損失は大きいと思うのですが・・・。