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平和記念日に思うコト

2008-08-17 07:38:04 | 徒然
昨日、実家から戻ってきた。
今日から、いつものペース復活としたいものだ。

実家に帰っている間に「平和記念式典」があった。
お盆真っ盛りの15日が終戦記念日なのだから、当然といえば当然なのだが、テレビのニュースなどを見ながら感じたことがある。

ひとつは遺族の高齢化だ。
第二次世界大戦が終わって60年以上経つのだから、当時親族を戦争で亡くされた遺族という方は、その時間経過とともに高齢となるのは当然のことだろう。
その意味で、ニュースなどで「年々高齢化が進み・・・」というのは、当然のコトだと思うのだ。
遺族(=親族)の子孫の参加となれば、話は別だ。
実際、今回の政府主催の「平和記念式典」では、お孫さんやひ孫さんが出席したと一部新聞に報道されていた。
むしろ、遺族の子孫の参加を積極的に考えていく時期に、きているのではないだろうか?

もうひとつ思ったことがある。
それは、平和記念式典そのものの意味だ。
戦後60年余り経った現在、過去の戦争について述べるだけではなく、世界に向けて平和を呼びかけるような式典へとなっていく必要があると感じたのだ。
おりしも、グルジアとロシアの間では戦争のような状況にあった。
戦地となった南オセチアの人たちにとっては、グルジア軍もロシア軍関係なく、自分たちの親族を戦火によって失わせた相手であることには、代わりないだろう。
火の粉のかからないところで、両軍の指導者たちがどんなに自分たちの正当性を主張しようと関係ない。
両軍の指導者たちが言う理屈が、何の関係も落ち度もない自分たちの家族や親族の命を奪っているのだから。

何も南オセチアに限ったことではない。
日本の戦後60年余りの間、世界各国には様々な戦争や紛争があった。
そして、続いている。
平和式典で言われる「不戦の誓い」こそ、世界へ発信されるべきメッセージなのではないだろうか?