日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

福田さんの本気度

2008-08-04 21:39:42 | ビジネス
日経新聞ほかに、首相、総合経済対策を経財相に指示 改造内閣が本格始動(紹介記事は日経新聞)という内容の記事が、掲載されている。

先週末、福田さんが「福田カラーを打ち出した自前の内閣改造」に踏み切った。
週明け、新聞各紙には福田さんの改造内閣支持率などが掲載されているのだが、どうも期待できるような雰囲気はない。
「ない」と、言い切ってしまうのは大変失礼な話なのだが、この内閣が本当に「国民が安心できる内閣」なのか、まだまだ疑心暗鬼というトコロなのだ。
そんなところに、このような「総合経済対策を指示」というニュース。
福田さんの「本気度」と見てよいのだろうか?

これまで、福田さんが首相となってから積極的に何か政策を打った、という印象がほとんどない。
それどころか、原油や穀物の高騰でさまざまな業種の人たちが、「何か対策を!!」と言ったり、操業を見合わせたりすることで懸命に訴えてきたのに、何の反応が無いように思えた。
確かに、安倍さんから引き継いだ内閣だったために、「自分らしさ」というモノが出せなかったのかも知れない。
というものの、日々生活をしている国民からすると早急な対策案を出してほしいと、強く願っていたと思うのだ。
その意識の違いが、国民を大いに苛立たせ、結果支持率低下を招いていたのである。

ところが、今回の「総合的経済対策」は何と!お盆休み前までに出すようにという指示までされている。
一部大手企業などは、今週末から実質的な「お盆休み」に入る事を考えると、早くて今週末、遅くとも来週の前半までには対策案を提出することを、要求していることになる。
こんなに早く、対策案提出の指示が出せるのなら、もっと早く出してほしかった・・・というのが、国民の気持ちなのではないだろうか?

それとも、お盆休み中に提出された経済対策案を読み込んで、お盆休み明けに具体的な指示を出すということなのだろうか?
だったら、GW前に指示を出してほしかった。

いずれにしても、この「電光石火(?)」のような経済対策指示には、福田さんの本気度を現していると見るべきなのだろうか?


最良の選択か?くいだおれ太郎のレンタル

2008-08-04 08:10:32 | アラカルト
毎日新聞のWEBサイトに、先月閉店をした食堂「くいだおれ」のシンボル「くいだおれ太郎」についての記事が掲載されている。

閉店後、九州の温泉などでこれまでの疲れを癒していた「太郎」だが、今は大阪に戻っているようだ。
九州への温泉旅行でも、訪れた各地で大人気だった「太郎」だったが、その後の去就が注目されていた。
そして、食堂「くいだおれ」の女将さん他関係者の方々は、「大阪で」という思いが強いだけではなく、やはり売却という気持ちはなかったようだ。
お店のマスコットというのではなく、もはや「家族」だったのだろう。

その代わり、「大阪の顔」としての「くいだおれ太郎」という立場もある。
それほど、一食堂のマスコットという存在ではなかった「太郎」だったのだ。
閉店時のあの騒ぎが、それを象徴している。
食堂の閉店というよりも、「太郎見たさ」に人々が集まっていたからだ。
それほどの人気者で、大阪のシンボルである「太郎」の去就に、多くの注目が集まるのは当然のことだった。
そして、女将さんをはじめとする関係者の考えは、「売却をせず、貸し出し」というトコロに落ち着いたようだ。

個人的には、ベストな選択だと思う。
あれだけの人気者なのだから、「是非、うちに!」とさまざまな自治体や企業がほしがるのは、当然だろう。
しかし、これまでの実績から言えば「大阪の顔」という性格も強すぎて、一自治体や企業が保有するには、あまりにもリスクが大きすぎるからだ。

これから先、イロイロなイベントなどで「太郎」の姿を、見られるようになるかも知れない。
その貸し出し基準は、女将さんをはじめとする関係者が判断することとなるのだが、どうか楽しく、夢のあるイベントなどに、太郎自身も楽しく参加してほしいと考えている。
まぁ、そんなことは十分承知している、女将さんだと思うのだが・・・。