日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

名コピーと時代の変化

2008-08-15 06:42:51 | マーケティング
連日、お盆行事に追われている。
自分の家でのお盆行事だけではなく、本家や親戚宅など仏様のあるお宅へのお伺いは、この地方では欠かせないお盆行事となっている(ようだ)。

昨日も、本家や親戚へのお盆参りへ行ってきた。
その時、昔ながらの「たばこ屋さん」を見かけた。
もちろん自販機もあるのだが、街中で見かけるような台数ではない。
たばこ屋さんの脇に、1台ポツンとある程度だ。
店舗の側には、昔ながらの白と赤の「たばこ」と書かれた、看板も健在である。
その看板を眺めていて気が付いたのは、そのコピー。
なかなかの秀作だったからである。
そのコピーとは・・・
「たばこは心の日曜日」
「たばこで一服」と言う感じを、よく表している。
と言っても、このコピーは今のモノではない。
「嫌煙権」と言うコトバのない時代のコピーである。

いくら秀作と思われるコピーであっても、その時代の変化とともに名コピーも意味を成さなくなってしまう。
そんな一例のコピーでもある。

お盆休みもあとわずか。
田舎へ出かけられている方も、いらっしゃることだろう。
田舎の自然を満喫しつつ、こんな「レトロ」な看板やコピーを発見するのも、楽しいかも知れない。
名コピーほど、時代の変化を感じさせ、コピーが登場した頃の時代感をよく伝えてくれるはずだから。