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女性マーケターから見た日々の出来事

最新エコタウンとなるか?山間農地

2009-12-16 22:20:16 | ライフスタイル
昨夜、テレビを見ていたら「小水力発電」の特集をしていた。
余り聞きなれない「小水力発電」だが、どうやら昔から同じような考えで、日本は動力として活用していたらしい。
それは「水車」だ。

限界集落のようなところか、観光用くらいでしか「水車」を見た事がないという方のほうが多いと思う。
ところが、この「水車」過去のモノかと思っていたら、「最新エネルギーシステム」として、注目され始めている。というのが、テレビの特集だったのだ。

その理由の一つは、最近注目されている「風力・太陽光発電」に比べて、安定供給できるという点と、設置費用が比較的安価というコトだ。
太陽光発電の場合、相当のパネルを必要と言うことやお天気に左右されやすいと言う難点がある。
風力発電に至っては、設置場所が限定されるというだけではなく、最近では風力発電で使われる羽による音や振動で「低周波被害」が問題になりつつある。
それに比べると、農業用水を利用する「小水力発電」は、そのような問題がない。
それだけではなく、太陽光や風力よりも効率が良いという。
強いてあげると、渇水と言う問題だろう。

ただ、テレビの特集ではこの「小水力発電」可能な農業用水が、相当数あるというのだ。
立地さえ考えれば、小さな集落丸ごと発電できる程度だと言う。
とすれば・・・昨今注目されている「EV車」などの導入もしやすいはずだ。

元々「小水力発電」がしやすい地域と言うのは、「日本の原風景」のような所。
そのような所だからこそ、「エコタウン」という姿の方が自然なのかもしれない。
そして、それが疲弊している地方を活性化させる可能性を持っているように、感じるのだ。
例えば、食・住+光熱費の生活コストが下がれば、今よりもっと違う「お金の使い方」が考えられると思うからだ。
そして、それが日本の大きな「発想の転換」となれば、「温暖化ガス排出25%削減」も可能かも知れない・・・。

COP15とは、関係なく。