日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

次々と卒業をしていくAKB48のメンバーに思う

2014-04-13 22:26:14 | アラカルト

Yahooのトピックスを見ていたら、AKB48のメンバー・菊池あやかさんが卒業されるらしい。
AKBの活躍めざましい頃から、テレビのない生活になってしまったため、菊池あやかさんと言われても、顔が思い浮かばない。
そもそもメンバーの人数が多く、姉妹グループやら入れ替えがあり、興味の無い私にとっては、誰が誰やら、顔を見てもわからない。

ただ最近、AKB48のメンバーの卒業という話題を、よく聞くようになった気がする。
センターだった前田敦子さんや大島優子さんくらいは知っているので、「後輩に席を譲る」というコトなのかな?と思ったりしていたのだが、今年になってからセンターというか、中心的メンバー以外のメンバーの卒業という話題を聞くようになった気がする。
あくまでも私の気だけなので、本当のところはわからないのだが、「卒業」という名目のグループ脱退が続くと言うことは、AKB48やその姉妹グループにとってどのような意味があるのだろう?と、考えたのだ。

一つはグループの代謝を上げる=常に新しいイメージを創りつづける、と言うことが目的だろう。
センターだった前田敦子さんや大島優子さんをはじめとする初期のメンバー(だと思う)それぞれが、独立をしそれぞれの希望する芸能活動を始めれば、当然新しいメンバーを加える必要がある。
新しいメンバーを加えなくては、AKB48とその姉妹グループは先細ってしまうだろう。

それとは別に感じることは、とても穿った見方かも知れないが「話題づくり」ということなのかな?と言う気がしている。
これまでAKB48は、「総選挙」とか「ジャンケン大会」など、様々な話題をつくり、その度ごとに注目を集め人気を得てきた、と言う印象がある。
違い言い方をするなら「秋元商法」と呼ばれる、「話題づくり+CDのリリース」と言うセット販売だ。
実際、「総選挙」直後の中古CDショップに行くと、AKB48のリリースしたばかりのCDが投げ売り状態で売られていた。
もちろんCD売上げに関しては、驚異的な枚数を売り上げるため、売上げを対象とした音楽賞は受賞していたのだが、音楽的評価となるとどうだったのだろう?

そして、この様な話題づくりに対して、疑問を持たれる様になってきたのも確かだろう。
となると、次に創る話題というのは「卒業」というイベントなのかな?と言う気がしてくるのだ。
人の関心というのは、移ろいやすい。
それをつなぎ止めておく、と言うのは並大抵のコトでは無い。
だからこそ、様々な商品を提供する企業は苦労をしている。
AKB48を企業と同じ様に考えることには、抵抗感があるのだが、これまでもプロデューサー・秋元康さんを見ていると、そんな気がしてしまうのだ。