ご当地キャラ、ゆるキャラと言えば、最近は「ふなっしー」ということになるのだろうか?
もちろん、この分野での先駆キャラクターは、ご存じの通り彦根の「ひこにゃん」だろう。
「ひこにゃん」の活躍により、全国各地で「ゆるキャラ」が誕生し、地域の活性化に一役買っている。
そのご当地キャラ、ゆるキャラの中でも異色な存在は船橋市の「非公認キャラ・ふなっしー」だろう。
「ふなっしー」の場合、非公認だからこそその活動範囲を拡げつつある様だ。
企業のテレビCMに起用されたりできるのも「自治体非公認」だからだろう。
「自治体公認」となってしまうと、その自治体のイメージアップや様々な活動に制限が加わってしまうが、「ふなっしー」の場合、非公認であるがゆえに自治体は何も言えない。
その「ふなっしー」と対極にあるのが、熊本の「くまもん」や今治の「ばりーさん」だろう。
県などの自治体主催のイベントには積極的に参加するコトは出来ても、企業の宣伝などはするコトができない。
例えキャラクターを起用した商品などで使用することができても、熊本や今治という地域名を明記というか併記する必要がある。
ところが「ふなっしー」には、その様な制限は全く無い。
だからこそ、相当自由に活動をするコトができる。
船橋市は公認としていなくても、千葉県警のリクルーターに起用されるコトができる。
その意味で「ふなっしー」は、既にご当地キャラというカテゴリーから外れたゆるキャラなのだと思う。
そんな「ふなっしー」だが、じつはご当地キャラ達もこれまでとは違う分野に進出している。
ユニクロの夏商品、「UT」の子ども向けTシャツだ。
ユニクロUT:ご当地キャラTシャツ(キッズ)
既に、週末のチラシなどで登場しているので、ご存じの方も多いと思う。
この「ご当地キャラ」で意外というか、チョッと驚いたのが「くまモン」や「ばりーさん」の様な、ゆるキャラコンテスト優勝キャラだけではなく、「このゆるキャラは、何処のご当地ゆるキャラ?」と名前が思い浮かばないご当地キャラも起用されている、と言う点だ。
ユニクロというかファーストリティリングの本社がある山口県のご当地キャラ「ちょるる」の起用は何となくわかるのだが、千葉県の「チーバくん」は何故?と思ってしまう。
昨年、ご当地ゆるキャラのコンテストで優勝した「さのまる」が起用されていないのも、わからない。
ただ、これからのご当地(ゆる)キャラは、今までの様な地域振興という目的から、キャラクター自体が地域振興とは別の目的で起用される可能性は高くなる様な気がしている。
その先駆けとなったのが、もしかしたら「ふなっしー」かもしれない。
明日から、GWで長期の休み、と言う方もいらっしゃるコトだろう。
どうか楽しいGWをお過ごし下さい。