今日Yahoo!を立ち上げたら、「グリコ」の広告が掲示された。
その広告がとても、素敵で「余り良いニュースが無いこの頃。世界には『ごきげん』が不足しているのでは?」という気がした、広告だった。
グリコ:グリコ コーポレートTV-CM「smile.Glico」
俳優の妻夫木聡さんが出演しているTVCMなのだが、見ていてどことなく「ホッと」する。
「安心感がある」と言うよりも、思わず笑顔になるCMだ。
妻夫木さんが演じている人は、先日亡くなられた俳優・ロビン・ウィリアムさんが主演された映画「パッチ・アダムス」の主人公・パッチ・アダムスさんような印象を受ける。
パッチ・アダムスさんと言うよりも、「クラウン=道化師」というほうが正しいのかも知れないが、私が真っ先に思い浮かんだのは、ロビン・ウィリアムさんが主演した映画「パッチ・アダムス」だった。
映画をご覧になられた方も多いと思うが、パッチ・アダムスさんは医師でありながら「ホスピタル・クラウン」と言う、長期入院を余儀なくされている子ども達や死を目の前にしている患者を元気づける為に「病院内の道化師」を始めた人物。
今では日本でも「ホスピタル・クラウン」の有効性(?)が認められ、小児病棟で活躍する「クラウン」も増えつつあると聞く。
「笑いや笑顔」は、人を元気にする力を持っている、と感じる映画でもあった。
そしてパッチ・アダムスさんの写真を拝見する度に感じることは、ご自身の笑顔がとても素敵であると言うことと、その笑顔を見た側も「ごきげん」になる力を持っていると言うこと。
そんなことを思い出すTVCMだ。
考えて見れば、このCMを作っている「グリコ」も同じ様な思考を持っている。
「グリコ」と言えば、「(グリコの)オマケ」となる方も多いと思う。
実は「オマケ」ではなく「おもちゃ」と、言うのが正式だという。
それは創業者である江崎利一氏が、 「子どもたちにとって、食べることと遊ぶことは二大天職」と考えたことから、「食べる+遊ぶ」を一つにする為に「グリコのおもちゃ」が始まった、と言われている。
グリコ:おもちゃの歴史 江崎記念館
何も子どもだけではなく、大人だって美味しいものを食べれば笑顔がこぼれるし、ごきげんになる。
美味しいモノを食べなくても、誰かが素敵な笑顔で挨拶をしてくれたり、声を掛けてくれても「ごきげん」になるだろう。
そう考えてみると、今の社会は日本だけではなく世界中に、「ごきげん力」が不足しているのかも知れない。
「ごきげん」に国境はないだろうし、言葉や宗教、イデオロギーも関係はない。
「Smile. グリコ」は、そんなことを考える切っ掛けかも知れない。